彼との生活
彼のマンションには警察が張りこんでいる可能性があるため、着替えや必要な道具は彼のお付きの若い子が
もってきてくれた。しかし、用心して遠回りをして夜中にうちにもってきてもらった。
数日して彼の組にも捜査が入ったようだ。
私は、彼が今後どうするのかとても不安だった。
妊娠がわかった矢先の出来事、本当に結婚していいのか・・・
結婚を決める前に彼に言われた
つよし 「俺はやくざだから、いつ逮捕されるか痛い目にあうかわからない」
りん 「・・・」
つよし 「それだけは最初から覚悟していてほしい」
りん 「わかった」
そうは言ったものの、こんなに早く逮捕されるなんて思ってもみなかった。
彼は役職のついたやくざ業務をこなしていた。その為、身の回りの整理、引継ぎなどをきちんとするまでは
つかまるわけにいかない。と言っていた。
普段から、彼は何の仕事をしてお金を稼いでいるのか疑問に思っていた。
やくざをしていても一円のお金にもならない。高い会費を払って逆にお金を使う一方だ。と言っていた。
しかし、彼はそれなりにリッチな生活をしていた。
私のうちで生活が始まったが、彼は外に出歩くのを控えていた。
帽子をかぶり、コンビニへいくくらいだった。
しかし、1ヶ月もするとそんな生活にあきあきしたようで、家の近くのパチンコやに毎日のようにいくようになった。
逮捕状
彼は出張というなのやくざ業務で県外へ2泊3日行くそうだ。
まだ一緒に住んでいなかったが、これからの生活を楽しみにしていた矢先の出来事だ。
今日は彼が帰宅する☆夜には会えるかな~
っと思っていた。すると夕方彼から電話がきた。
つよし 「俺に逮捕状がでてる、ひとつ手前の駅で降りるから迎えに来てほしい」
りん 「?わかった・・・」
駅に着くとしばらくして、彼が来た。彼が動揺しているのを初めて見た。
何の容疑かわからないそうだ。
つよし 「俺の家には警察がきるから、お前の家に帰る」
りん 「・・・わかった」
彼の運転手をしている若い人がつかまって、彼の家にも逮捕状を持って警察がきたそうだ。
私はよくわからなかったが、とにかく自宅へ戻った。
この日から彼の逃亡生活がはじまった。
妊娠
私は一人で妊娠検査薬を試してみた。
すぐに陽性反応がでた。
やっぱり・・・妊娠していた。
彼にすぐにメールをした。
りん 「妊娠してる どうしよう」
つよし 「俺様はいいけど、りんはどうしたい?大事な話だから会ってから話そう」
その日の夜会うことにした。
彼は喜んでくれた。私も迷わなかった。産みたい。
つよし 「子供ができてなくても結婚してた?」
りん 「してた・・・と思う」
つよし 「子供ができたから結婚するって理由ぢゃなくて、できてなくても結婚してくれてたかなって思って」
そういわれた。正直、彼がいつかはやくざはやめるだろうし、今のままだと彼を独占できない。
そう思っていた私には、子供ができたことで結婚するきっかけになってよかったのかもしれない。
結婚を決めたのは彼の女になって、半年という短い期間だった。
このときは幸せになれる、そう思っていた。
しかし、そうはいかなかった。
やっぱり相手はやくざ。すぐに大きな事件がおきるのだった。
