セルフマネジメントプロデューサー
メンタルコーディネーターの
OFFICE nO DoubTの斉藤です。
恐らく多くの方がご覧になられたであろう昨晩の浅田真央さんの
オリンピックでのフリースタイルの演技。
演技が終わったときの浅田選手の表情は
胸を熱くさせるものでしたね。
前日のSPで16位となったときに
浅田真央さんのメンタルの弱さを指摘したコメンテーターがいましたが、
ついつい「おいおいおいおい あなたよりは強いでしょう （笑）」と
思わず突っ込みたくなりました。苦笑
ただ、ひとつ言えることはSPでは本来の実力が発揮できず
FSでは本来の浅田真央が表現できただけ。
その原因はなんなのだろうか？
物事には結果と原因がある。
その事を因果応報というのだろうが
全てが当てはまるとは限らないのではないだろうか・・・・。
なんてことを思う事があります。
たとえば世の中に出回っている「○○な法則」
「売れるための法則」
「成功の法則」
その法則通りやっているのに
結果が伴わないときもあるのではないでしょうか？
例えば
毎日沢山の本が出版され
毎日新しい映画が上映され
毎日沢山のお店が出店され
毎日新しい商品が販売されている。
そして、発信する側は
皆さん沢山いろいろな法則を学び
「売れるための原因」を用意して
完成したときには
「よし！ 売れる」と思って
世の中に送り出しているはず。
けれども
売れるものと売れないものに分かれるわけで
冷静に考えるととても不思議ではないでしょうか？
売れるための法則に則って
売れるためマーケティングして
売れる結果にふさわしい原因を用意しても
売れない物は売れないのです。
オリンピックもそうだが
みんな勝つために、勝てる法則を取り入れ
本番に挑むが勝つ人と負ける人がいる。
では、
売れる物と売れない物の差は何なのか？
売れる人と売れない人の差は何なのか？
夢を実現する人と実現できない人の差は何なのだろうか？
勝てる人と勝てない人の違いは何なのか？
そこにある唯一の原因は
「だって私だから」だけ。
これが本当の根拠の無い自信。
私だからきっと売れるし
私だからきっと成功するし
私だからきっと夢を実現できる
私だから勝てると
信じている人がやる事は
結果がついてくるだけな訳ですね。
残念ながら、浅田選手の場合は
前日までの調整で、違和感を感じ
「もしかして失敗してしまうかもしれない」
と自分を疑ってしまった。
すると
「失敗したくない」
「失敗してはいけない」
という否定命令を自分にかして
失敗する事が怖くなり
セルフイメージ通りに失敗してしまった。
しかし、昨日のFSでは
失敗した結果、開き直り
「失敗しても良いし、失敗しなくてもいい」
というニュートラルな状態になり
自分のために「結果」よりも「やりきる」
というマインドになることができたから
本来の実力が発揮できたのではないでしょうか。
ただ、いえることは
決してメンタルが弱いわけではない。
弱い人がオリンピックなどいけるわけが無い。
ただ、その場にいる選手はみんなメンタルが強い人たち
その中で僕らでは想像も出来ないくらい
ほんのちょっとした微妙な感情が
結果を左右するだけなんでしょうね。
何れにしても沢山の感動をありがとうございました。
メダルは逃したかもしれないけれど
間違いなく記憶に残る試合でした。
それも、前日の失敗があったからかもしれませんね。
あの演技の後の涙を観て
こころからお疲れさまでしたと言いたいですね。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。
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