妻は、2020年1月16日に、この世を去りました。42歳でした。
最期は、私、私の両親、妻の両親に看取られ、安らかに旅立ちました。
発病当初からの妻の頼みである、「自宅で、苦しまずに亡くなりたい」
という思いは、かなえることができたと思います。
2012年にALSと診断されて8年、病状の出始めから数えれば10年、
様々な方に支えられて生きることができた妻は幸せだったと思います。
もっとしてあげられることがあった、と後悔を感じることもありますが、
周囲からは、私の存在、頑張りがなければ妻はこんなに長く
頑張れなかった、と言っていただけることが心の救いです。
言葉を発することができなくなってからは、文字盤を使って
コミュニケーションをとっていました。一生懸命文字を追う妻の目を、
今でも忘れることができません。
昨年末から今年にかけて、妻が大好きだったドラマを、携帯電話で
80話にわたって見せてあげているときも、一生懸命目を見開き、
楽しそうに見ていました。
このブログを自ら読み返すと、さまざまな思い出が頭によみがえり、
たくさん涙があふれてきます。
きっと、妻はいつまでも私の中に生き続けていくと思います。
そんな妻に情けない姿を見せないよう、私自身、早く立ち直り、
しっかりと生きていきたいと思います。
本記事でこのブログの更新は最後です。
少しでも、読んだ方のお役に立つことがあれば幸いです。
最後に、このブログを読んでくださったみなさま、また、暖かい
コメントをくださったみなさま、本当にありがとうございました。