9月12日の流れ

 

9日のNY市場は大幅に下落。

ボストン連銀総裁は「長期的に低金利を維持することは
米経済の過熱に繋がる」と発言。

 

これを受けて長期金利が上昇し売りが先行。

 

また、原油相場の下落が嫌気されたほか、
北朝鮮による核実験実施によって投資家心理が悪化した
こともあり、終日軟調推移となった。

 

ダウ平均は394.46ドル安の18085.45、ナスダックは
133.57ポイント安の5125.91。


シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円安の16650円。

 

米株安の流れを受けて売り先行となり、
25日線レベルでの攻防になりそうだ。

 

これにより、MACDは陰転シグナルを発生させてくる。

 

また、8月末の調整局面ではボリンジャーバンドの
-1σレベルまで下げたこともあり、25日線を割り込んで
くるようだと、16600円辺りまでの調整は意識しておく
必要もあろう。

 

そこまでの調整をみせてくると、パラボリック
のSAR値にタッチすることになり、陰転シグナルが発生する。

 

週足の一目均衡表の雲下限をキープできず、
調整ムードが強まりやすいところである。


16700-16900円のレンジを想定する。

 


大幅に下落。マドを空けての下落で25日線を割り込み、
その後も同線が上値抵抗として意識される格好で
下げ幅を拡大させている。

 

ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と-1σと
のレンジ内での推移。

 

パラボリックはSAR値にタッチしたことで、陰転シグナルを
発生させたほか、MACDではシグナルとのクロスにより、
陰転シグナルを発生させている。

 

週間形状の一目均衡表では雲下限を割り込んでいる。

 

日足の一目均衡表では、これまでの支持線だった転換線を
割り込み、基準線の攻防。

 

ただ、これまでは25日線割れ後は早期にリバウンドを
みせていたほか、基準線についても割り込んだ後は、
早い段階でリバウンドをみせていたこともあり、
タイミングとしてはリバウンドに期待したいところ。

 

 

 

本日13日の見通し


12日のNY市場は上昇。原油相場の上昇が好感されたほか、
ブレイナードFRB理事がインフレ目標の達成を重視し、
追加利上げに慎重な姿勢を示したことで利上げ観測が
後退し、堅調推移となった。

 

ダウ平均は239.62ドル高の18325.07、ナスダックは
85.98ポイント高の5211.89。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の16655円。

 

前日の下落で25日線を割り込んだが、このところの
調整局面においては、25日線割れも早い段階で
切り返しを見せており、押し目買いが意識されるところ。

 

ボリンジャーバンドでは-1σまで下げてきたため、
調整一巡感が意識されやすいところである。

 

ただし、25日線を回復したとしても、一目均衡表の転換線や
週足での雲下限などが上値抵抗として意識されやすく、
こう着感が強まりそうである。

 

16700-16850円のレンジを想定。