17日のNY市場は上昇。小売決算が嫌気されて売りが先行したが、
FOMC議事録の公表を受けて、緩やかなに上昇に転じている。


FOMC議事録では、一部のメンバーが早期の利上げを支持した一方で、
経済成長、雇用やインフレ率の改善を引き続き見極める必要がある
との合意に達した。


ダウ平均は21.92ドル高の18573.94、ナスダックは
1.55ポイント高の5228.66。


シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の16660円。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から、利食い先行の展開になろう。


ADRではソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>、
ファーストリテ<9983>が弱く、日経平均の重しになりそうである。


一方で日銀のETF買入れへや為替介入への思惑から

下を売り込みづらい需給状況に。


そのため、前日の価格である5日線と25日線との
レンジ内での推移が続くとみられる。


16550-16800円のレンジを想定。



17日の225先物は前日比150円高の16750円。
ドル売り一服で反発となった。
一方、米国株式相場は上昇。


ダウ平均は21.92ドル高の18573.94、ナスダックは
1.55ポイント高の5228.66で取引を終了した。


主要小売決算が嫌気されて売りが先行。


FOMC議事録の発表を見極めたいとの思惑から
午後にかけて下げ幅を縮小した。


FOMC議事録では一部のメンバーが早期の利上げを
支持した一方、経済成長、雇用やインフレ率の改善を
引き続き見極める必要があるとの合意に達したことが
明らかとなった。


早ければ来月のFOMCでの利上げも意識され上値は
限られたものの、引けにかけて緩やかに上昇する展開となった。


円建てCME先物は前日の225先物比90円安の16660円。
為替市場では、ドル・円が99円90銭台、
ユーロ・円が112円80銭台(8時00分時点)。


為替市場では、ドル・円が100円を割り込んでおり
ドル安が加速しそうな状況にある。


16日につけた99円54銭レベルを下抜けると
仕掛け的な売りが入り、6月24日の99円02銭が意識されよう。


足元の株式市場は、日銀によるETF買入幅拡大などの
影響から為替感応度は低下しているが、
100円割れは心理的に重しとなろう。


政府要人による口先介入で短期的なドル売りが一服する
可能性はあるが、来週のジャクソンホールでの
年次シンポジウムまではドル売りの流れか。


午後は日銀によるETF買入実施などへの思惑から
下げ渋りそうだが、海外勢を中心としたドル売り、
株売りの加速には警戒したい。


上値メドは16700円、下値メドは16450円とする。