12日のNY市場はまちまち。


7月の小売売上高、生産者物価指数(PPI)、8月ミシガン大学
消費者景況感指数が予想を下振れ、米景気の先行き懸念が
高まったことが嫌気され売りが先行。


その後は原油相場の上昇で下値は限られており、
引けにかけて下げ幅をやや縮小。


ダウ平均は37.05ドル安の18576.47、ナスダックは
4.50ポイント高の5232.90。


シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の16810円。


 シカゴ先物にさや寄せする格好から、
利食い優勢の展開になりそうだ。


ただ、先週末の上昇で7月の戻り高値をクリアしており、
いったんは達成感が意識されやすいところではある。


一方で、価格帯別出来高の商いが膨れている
16600-16800円をクリアしてきている。


レンジ上限レベルでの底堅さが意識される可能性があり、
押し目拾いのスタンスとなりそうだ。


ボリンジャーバンドでは+1σを突破してきているが、
+1σは16820円辺りに位置しており、
これが支持線として意識されそうである。


16750-16950円のレンジを想定する。



12日の225先物は前日比150円高の16920円。
日銀ETF買入期待を下支えにしっかりとした展開となった。


一方、米国株式相場はまちまち。ダウ平均は37.05ドル安の
18576.47、ナスダックは4.50ポイント高の5232.90で

取引を終了した。


7月の小売売上高、生産者物価指数(PPI)、
8月ミシガン大学消費者景況感指数が予想を
下振れたことで米景気の先行き懸念が高まり、売りが先行。


原油相場の上昇で下値は限られており、
引けにかけて下げ幅をやや縮小した。



円建てCME先物は12日の225先物比110円安の16810円。
為替市場では、ドル・円が101円20銭台、
ユーロ・円が113円00銭台(8時00分時点)。


寄付き直後に4-6月期国内総生産(GDP)速報値が発表される。


前期比年率+0.7%と予想されているが、
成長率は1-3月期の+1.9%から減速する公算が大きい。


個人消費の伸びはほとんど期待できないことや、
企業設備投資は低い伸びにとどまることが
成長鈍化の要因になるとみられている。


成長率が1.0%前後に留まると、市場では9月末の
金融緩和実施への期待感が高まるとの声が聞かれる。


一部では、マネタリーベースの増加目標を20兆円上乗せして、
年間100兆円程度に変更するとの見方もある。


ただ、日銀による追加緩和は所得増加を
もたらすものではないとみられており、
大型経済対策+日銀追加緩和でも16年度の経済成長率は
1%未満の低い伸びにとどまり、17年度における
2%物価目標の達成は困難となる可能性は高いとみられている。


日銀による追加の金融緩和が、実体経済に与える影響は
軽微なものに留まるとの公算が大きい一方、
ETF買入幅拡大決定後の指数を見る限り、
株価を押し上げる効果はそこそこある。



反落。売り先行で始まったが、その後プラス圏を
回復する場面もみられた。


結局は反落とはなったが、先週末の価格レンジ内での
底堅い値動きだった。


上昇する5日線を上回っての推移。


ボリンジャーバンドでは日足、週足いずれも+1σ水準での
攻防をみせている。


価格帯別出来高の膨れていた16600-16800円のレンジを
上回っての推移が続いており、下値の堅さが意識される。


一目均衡表では雲を上放れているが、週足形状では
雲下限が17230円辺りに位置しており、
目先はこれを意識したリバウンド形状が期待される状況。