SMAP解散 致命傷の真相



飯島三智マネジャー(58)がいたからこそ成立していた
SMAPの最大の強みである個性のぶつかり合いの崩壊


中居は木村と確執対立も解散は想定せず
飯島氏と仲が良かった慎吾が引き金



ジャニー社長が「冗談じゃない」とまで言った
最悪の解散劇はなぜ起きてしまったのか。


  その鍵は2カ月前にあったジャニー社長と

ンバーの面談の中身にある。


テレビ局関係者によると、夏の音楽番組への出演を嫌がるメンバーに
ジャニー社長は「この年の僕が言ってるんだから」と懇願。


「ファンも待ち望んでいるんだよ」と25周年コンサートも

やるべきだと力を込めた。


  それでも木村拓哉(43)以外は首を縦に振らず、
5人の足並みがそろうことはなかった。


事務所トップの言葉に耳を貸さないのに、事務所には「残りたい」

という態度に、メンバーの間に確執があることを理解していたスタッフも
「わがままが過ぎる。さすがにひどい」と漏らすほどだった。


  この時点で活動再開の目は消えた。
残った選択肢は活動休止と解散。


希望を聞かれた草なぎ剛(42)と香取慎吾(39)は「どっちでもいい」
と答えるほどグループの将来に無関心になっていた。


  その後、一度は無期限の活動休止に決定。
一連のSMAPを巡る騒動はこれで決着したかに見えた。


ところが事態は10日に急転する。


木村を除く4人が突然、ジャニー社長の元を訪れた。

  「休むなら解散したい」と強く希望したのは 香取慎吾。


中学生のころから母親のように面倒を見てくれた飯島マネ。


関係者は「飯島マネジャーと一緒につくり上げられないSMAPは、
もはやSMAPではないという思いに突き動かされたとしか

考えられない」と推し量る。


温度差はあるものの異論はない 草なぎと稲垣吾郎(42)も
反対はしなかった。


  一方、木村との対立が顕在化していた中居正広(43)だが、
実は「解散は想定していなかった」(関係者)。


ニュートラルな立場で今まで通り活動を続けることで
「グループ存続の可能性を探っていた」(同)という。


その場にいなかった木村とともに“多数決”に押される形で、
11日には解散が正式決定した。


  結局、中居と木村の年長者2人も諦めの結果か、
騒動の根源的な問題であるメンバー間の確執を取り除くことも、
その作業に腐心することもできなかった。


SMAPの最大の強みである個性のぶつかり合いは、
それを束ねてきた元女性マネジャーがいたからこそ
成立していたことを露呈し、それが致命傷となった。



背景には、芸能界最大の勢力を誇るジャニーズ事務所の内部で
現実味を帯びてきた「次期政権」への委譲がある。


 結果的に飯島マネジャーの巻き添えになった4人、
一時孤立した木村拓哉(43)も、全員が被害者。


なにより 全国にいるスマップファンが

最大の被害者になってしまった。


ジャニーズ内部争いから発端した騒動は誤解が誤解を招き、結局

最後にはSMAP解散という最悪の結果を招く事態となった。