日経先物一時16050円 ドル・円106.97円まで



 ドル円は2014年以来の107円割れを示現。
一時106.97円まで安値を塗り替えた。


欧州序盤は円高よりドル安がドル円の下げを
主導している印象。



28日、日本株とドル/円を買い上げた海外ファンドは
ドルの急落により大きな損失を被った。


「追加緩和で盛り上がっていたファンド勢は、
決定会合直後のドル急落で即死」(外銀)だとされ、
「証券会社などからもブーイングが聞こえてくる」(同)という。


ドル安/円高の背景には、日銀が広く期待されていた追加緩和を
実施しなかったことに加え、27日の米連邦公開市場委員会

(FOMC)終了後に公表した声明に「6月の利上げを市場に
織り込ませるような内容が盛り込まれなかった」こともある。


FOMC声明を受けて市場では「6月ばかりではなく、
年末に向けても利上げはできないかもしれないと考え始めている」
との声が聞かれ、ドル買いの意欲を削いでいる、のが根本的理由。




尾を引きそうだ