ギリシャ預金取付け騒ぎ



ユーロ圏からの金融支援打ち切りが決まり、ギリシャの
デフォルト(債務不履行)が現実味を帯びる中、

ギリシャのチプラス首相は28日、預金の引き出しを制限するため、
週明け以降、国内の銀行は休業すると明らかにした。


同国内の銀行及び証券取引所は
今週いっぱい閉鎖される。


 28日夜には、アテネ中心部の現金自動預け払い機(ATM)の
前に預金を下ろす人々の姿が途切れることなく続いた。


銀行の預金引き出し制限など資本規制が
導入され、国民の間では、財政破綻への懸念が
急速に高まっている。



 国営アテネ通信によると、政府は混乱に備え、
アテネなどで警察当局に警備強化を要請。


同日夜、アテネの市街地のATM周辺では、
巡回する警官の姿が目立った。


一方、市民はバイクに乗って、紙幣が残っている
ATMがないか探し回っていた。


 預金を引き出しに来たカテリナ・カチオリさん(38)は
「こんなことが起きるなんて信じられない。


2年間の失業の後、5月にやっとコールセンターの職を見つけた。
さらに状況が悪化すれば、どうなるのだろう」と嘆いた。


教師のニコス・セオフィロさん(52)も
「25日にも預金を下ろしたが、首相の演説を聞いて再び来た。


どれだけ銀行が閉まるかわからないので、
なるべく多くの現金を引き出したい」と焦りの表情を見せていた。