SIMロック来夏めど解除
SIMロック、来夏めど解除 次期アイフォーン、乗り換え自由に
総務省は、携帯電話会社が販売したスマートフォンなどの端末を他社回線で
使えないように制限する「SIMロック」について、2015年夏をめどに原則解除するよう
携帯各社に求めることで最終調整に入った。
端末購入から一定期間を経過すれば、希望する利用者は使い慣れた端末のまま
携帯会社を変更できるようになる。
来秋発売が予想される米アップルの次期「iPhone(アイフォーン)」などは、
「乗り換え」が自由になる見通しだ。
携帯各社は、2年契約を条件に端末代金を大幅に引き下げている。
SIMロック解除による乗り換えが増えるのは、17年後半以降になりそうだ。
SIMロック解除になった場合のメリット
1.端末を買いなおさなくてもキャリアを移動できる
2.現地SIMの購入で海外滞在時の通信費を抑えられる
3.キャリアにとらわれずにMVNOのSIMで格安運用しやすくなる
現在、国内大手3キャリアが提案しているプランは価格競争が停滞している状態なので、
「1.」のキャリアを変えるメリットは少ないかもしれない。
しかし、SIMロック解除の義務化による市場の変化により、差別化されたプランが
キャリアから発表された時には、大きなメリットとなり得る。
「2.」と「3.」は手軽に通信費を抑えられる手段であるため、
特に注目すべきポイント。
端末のSIMロック解除が実施されることで、
MVNOへの乗り換えもメジャーになってくることが予想される。
SIMロック解除のデメリット
1.端末への割引額低下による価格の上昇
2.大手3キャリアの料金オプションプランの複雑化
3.購入したSIMでは繋がらないエリアによって3G・LTE接続ができない可能性有
「1.」は、実現の可能性が高いと予想されるデメリット。
キャリアにとって、SIMロックと2年契約による割引の動機が弱まるため、
端末価格の上昇が考えられる。購入時の負担はかなり大きくなる。
「2.」は、まだ推測の域を出ないが、これまで以上に利用者が通信業者を自由に選択できるため、
現在の大手3キャリアの電話・通信の月額料金の低下が予測される。
これに伴い、月額料金に付随する料金オプションプランが複雑化していくのではないか。
購入時に実際に掛かる費用を何回も確認しなければいけなくなる。
「3.」は、各キャリアによって電波の種類・周波数が異なるため
起こることが予想される。
キャリアの回線網を借り受けて使用することになるMVNOのSIMでは、
借りる回線網の環境によって、快適な通信を行うことができない可能性も考えられるからだ。
様々なメリット・デメリットが考えられるものの、
「選べる時代」へ向けての貴重な一歩となる。