まるで地獄絵図 御嶽山噴火
週末だったこともあり、山頂付近は約250人の人でにぎわっていた
楽しみにしていた昼食を取ろうとしていていた
紅葉狩りを楽しむ土曜の昼下がり 山頂付近 大勢の登山客ら頭上に
巨大な石が降り注ぎ、楽しいはずの行程はパニックに変わった。
「生きて帰れないと思った」。
「本当に生きた心地がしなかった」。
「地獄絵図のようだった」
生還者は恐怖の一部始終を語った。
御嶽山が噴火した際に山頂付近にいた長野県飯島町の山岳ガイド、
小川さゆりさん(43)は、興奮した様子で当時を振り返った。
午前11時40分ごろ山頂に到達し、火口を回る「おはち巡り」をしていたところ、
突然「ドカン」と大きな音がした。
驚いて音がした方向を見ると、石を空中に飛ばしながら、一気に煙が噴き出していた。
まもなく強い硫黄臭が漂い、嘔吐(おうと)する登山客もいた。
火山灰とともに、周囲に直径1メートルぐらいの大きさの石が飛んできたため、
急いで岩陰に隠れた。
まもなく、もう一度「ドカン」という音が鳴り、
今度は軽トラック大の石が飛んでくるようになった。
巨大な石は地面にぶつかって割れ、破片が四方八方に飛び散った。
黒い雨が降り始め、雷のような音も鳴ったという。
灰はひざ上まで積もった。
「もうダメだ」。そう思った。
噴火当時、山頂には50人ぐらいの登山客がおり、女性4人組のグループの1人は、
飛んできた石が左足に当たり、骨折してパニックになっていた。
「救助してあげたかったが、どうにもできなかった」
茨城県ひたちなか市の鈴木貴浩さん(35)は、心臓が止まった大学時代の後輩女性を、
やむなく山に残してきた。
後輩女性の父親(64)も黒沢口がある長野県木曽町の役場で、
西東京市から駆けつけていた
長女の女性公務員(35)は27日、大学時代の友人2人と計3人で御嶽山に登った。
3人は長野県王滝村側から入山し、9合目に差しかかった時、噴火が起きた。
黒い煙で前が見えなくなり、噴石が飛んできたため、地面に伏せて耐えた。
しばらくして起き上がると、女性の左ひざに噴石が当たり、大きく曲がっていた
鈴木さんたちは女性の足にひもを巻いて止血し、警察や消防に電話をかけ続けた。
ヘリコプターに布を振って知らせたが、救助は来ず、女性の体温はどんどん下がっていった。
止血し、心臓マッサージしながら「頑張れ」と必死に繰り返したが、
鼓動が止まってしまったのが分かった。
その後、警察への電話で「無事な2人だけでも下山するように」と言われ、
やむなく女性を残して下山した。
千葉県松戸市の主婦(69)は、魔法瓶が頭を守ってくれた。
噴火時は山頂付近。
灰をかぶり倒れてきた人の重みで身動きが取れない。
頭上にかざしたザック越しに、降ってくる岩の衝撃が伝わった。
「後で中を見ると魔法瓶が割れていた。命を守ってくれた」
周りで数人が灰に埋もれていた。
死の恐怖がよぎった。
血を流す人を近くの社務所に運んだ。
しばらく「痛い、痛い」とうめいていたが、やがて動かなくなった。
噴煙が収まると、辺り一面に積もった灰の中から
ザックやストックの一部がのぞいていた。
一緒にいた栃木県日光市の主婦(65)は
「人が埋まっているんだろうけど、逃げるように離れてしまった」とつぶやいた。
目の前の人を助けたいが助けられない苦悩と無力感
想像すると胸が痛む
8月20日の広島土砂災害といい、今回といい
自然は 圧倒的な力で人間に襲いかかる
しかも むごい。
最近 多いような気がするのは 僕だけか
御嶽山 ハザードマップ PDF