20歳の新鋭 メジャー 初制覇 鈴木愛



鈴木、メジャー制覇で3年のシードも獲得



国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」の最終日。
2日目に首位に立った20歳の新鋭、鈴木愛が息詰まる熱戦を制し、トータル5アンダーで優勝。


ツアー初優勝をメジャーの大舞台で達成。


そして宮里藍が持っていたこの大会の最年少優勝記録、
21歳と83日を20歳と128日で更新した。


今季はQTランク51位の資格で出場しており、ノーシード選手が「日本女子オープン」を
含めた日本タイトルを獲得するのもツアー史上初だった。



女子プロNo.1を決める大舞台で、

プロ2年目の20歳が世紀の大番狂わせを演じた。


成田や申ジエ(韓国)ら並み居るトッププロを抑えて1打差での逃げ切りV。

初の最終日最終組を前に、緊張はピークに達していた。


朝から食事がのどを通らず、ヨーグルトを無理やりお茶で流し込んで
1番のティーグラウンドに立った。


昨日はメジャーのプレッシャーに押しつぶされ、ギャラリーの声援も重圧に感じたが
「今日は、声援を力に変えることができました。


コーチから“ギャラリーを味方に付けろ”と言われ、ひたむきなプレーでギャラリーを魅了。
最後は今週一番の声援を受け、深々と一礼。その瞳は涙に濡れていた。



目標にしていた副賞のハイブリッド車も獲得し 自家用車を運転して

一緒にツアーを転戦してきた母・美江さん(43)にプレゼントした。


優勝副賞のホンダのハイブリッド「ヴェゼル」には「小さな車が運転しやすいので…。
私には大きすぎるかな」と突然のプレゼントに戸惑っていた。


鳥取・倉吉北高へゴルフ留学した際には、父・健司さん(46)は
3代続いた材木店をたたんで一家で移住。


父はアルバイト、母・美江さん(43)も学校の食堂に勤務し、
娘の夢をサポートした。


「少し恩返しができました」。娘は涙で両親に感謝の言葉を伝えた。



 国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」終了時点での
賞金ランキングが発表された。


この大会でツアー初優勝をメジャーの舞台で挙げた20歳の新鋭・鈴木愛が賞金2,520万円を獲得。
ランキングは18位に急浮上した。


 首位はこの大会を途中棄権したイ・ボミ(韓国)が堅守。
(韓国で入院中の父、ソクジュさん(56)が危篤となったため 一身上の都合により途中棄権)


13日の第3ラウンド11番グリーン上で関係者から容体が急変したことを伝えられ
急きょ帰国、しかしながら14日未明、ソクジュさんは韓国の入院先で死去した。



同大会で2位タイに入った成田美寿々は3位と順位は変わらなかったが、
欠場したアン・ソンジュ(韓国)との差を大きく詰めた。


成田と同じく同大会2位タイに入った穴井詩は9位にランクアップした。



日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯リザルト


1 鈴木愛 -5 283
2 イ・ナリ -4 284
2 穴井詩 -4 284
2 成田美寿々 -4 284
2 申智愛 -4 284
6 リ・エスド -2 286
7 黄アルム -1 287
7 上田桃子 -1 287
7 大江香織 -1 287
10 菊地絵理香 +1 289



【国内女子賞金ランキング】


1位:イ・ボミ(104,856,500円)
2位:アン・ソンジュ(90,514,250円)
3位:成田美寿々(84,533,183円)
4位:申ジエ(78,131,333円)
5位:酒井美紀(61,772,636円)
6位:原江里菜(50,654,000円)
7位:テレサ・ルー(47,342,000円)
8位:リ・エスド(47,341,575円)
9位:穴井詩(45,885,350円)
10位:渡邉彩香(44,678,750円)

18位:鈴木愛(32,372,000円)




◆鈴木愛(すずき・あい)
1994年5月9日、徳島・三好郡。155センチ、58キロ。


▼性格 負けず嫌いで頑固。
中学時代は父の助言に納得がいかないと返事をせず、よく怒られていた。


そのせいで練習場に置いてきぼりを食らい、
キャリーバッグを担いで約2時間かけて歩いて帰宅したことも。


▼家族 父・健司さん(46)、母・美江さん(43)、姉・志歩さん(22)、
妹・花奈さん(19)、弟・宏典さん(15)。