7月米雇用統計は市場予想よりも弱かったが、米経済の緩やかな改善という
今の市場の景気認識を修正させるまでには至らなかった。
米利上げを織り込む相場の「慣性」は続いたままで、日本株とドルは
下げ渋る展開となっている。
ただ、米株の調整も続いており、こちらのモメンタムには警戒感も出ている。
週明けの日本株とドル/円は、ともに下値の堅さをみせた。
日経平均は売りが先行したものの、1万5500円台を維持し、一時はプラス圏に浮上。
ドル/円も102円台半ばで下げ渋っている。
1日に発表された7月米雇用統計が市場予想を下回ったが
「前週までの米利上げを織り込む相場のモメンタムが継続している」(大手証券株式トレーダー)という。
その理由の1つは、米経済の緩やかな回復という市場の景況感が、ほぼ変わらなかったことだ。
7月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が6月の29.8万人から20.9万人に減少、
市場予想の23.0万人も下回った。失業率も6.2%に上昇した。
しかし、改善のめどである20万人は維持。
6カ月連続で20万人以上となったのは1997年以来のことだ。
失業率が小幅上昇したのは、労働市場参加率が増えたことが大きい。
一方、時間当たり賃金の伸びは0.01ドルと小幅にとどまり、景気過熱への警戒感も高まらなかった。
同じく1日に発表された7月ISM製造業景気指数も57.1と、前月の55.3から上昇し、
2011年4月以来の高水準となった。
新規受注や雇用を示す指数が大きく上昇しており、
米経済の堅調さを示している。
緩やかな米景気回復が続けば、米利上げ観測は維持され、米金利上昇によるドル高・円安圧力も続き、
日本株も相対的な好パフォーマンスが期待されることが、相場の底堅さの背景だ。
ただ、警戒される「慣性」もあった。米株の下落だ。
1日の市場で米ダウは69ドルと続落。
その前の31日に317ドル安したのは、米国の強い4─6月期国内総生産(GDP)で
早期米利上げ観測が強まったためであり、堅調とはいえ市場予想を下回った7月米雇用統計は、
買い戻しの材料にされてもよかった。
しかし、米株は調整色を強め続落。
「一度、米利上げを織り込み始めた投資家は、そう簡単には気持ちを元に戻せるものではない。
金融相場からいったん退出する動きが強まるときには、相場の調整幅は大きくなりそうだ」
(りそな銀行・総合資金部チーフストラテジストの高梨彰氏)という。
他方、米経済の回復スピード、パワーはあくまで緩やか。住宅市場なども
不安定な部門も抱える。
4─6月期の4%成長が年後半も続くとみているエコノミストは少ない。
米経済が米利上げによる影響を吸収できるか、市場はまだ自信が持てないようだ。
足元ではハイテクや住宅市場の弱さもみられ、先行きも米景気の改善テンポが加速していくか、
やや不透明が漂う。
米市場にとって本当のリスクは、利上げではなく、利上げのショックを吸収できるほど
米景気が回復できているかどうか
米株が過去最高値圏にあるゆえの調整でもあるのだが、依然としてグローバル投資家が
取引の中心である日本株市場においては、米株調整の動きが強く波及する可能性もあり、
警戒感も出ている。
4日の日経225先物は、先週末比120円安の15460円と続落で取引を終了。高値は15540
円、安値は15430円。上下のレンジは110円。売買高はラージが3万9806枚、ミニは36万7127枚。
一方、TOPIX先物は、先週末比10.0p安の1275.0p。高値は1281.5p、安値
1272.0p、上下のレンジは9.5p。売買高は4万3084枚。
雇用統計通過後の米国株が続落となったことで、225先物も続落で取引を開始。
ただ、円建てCME先物の精算値(15415円)を上回って推移するなど、
先週末同様、日本株の底堅さが確認できる一日となった。
日経平均は一時切り返す場面も見られたが、ソフトバンク<9984>が
後場一段安となったこともあり15500円台回復とはならなかった。
225先物の手口では、クレディ・スイスが2009枚の売り越し(買い方見えず)となったほか、
Nエッジも1000枚超の売り越し。
TOPIX先物に関しては、モルガン、ゴールドマン・サックス、UBSが1000枚超の
売り越しとなった一方、大和、BNPパリバ、三菱が1000枚超の買い越しとなった。
続落だったが、ボリンジャーバンドの+1σでの攻防をみせている。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から中心値(25日)辺りへの調整が警戒されていたが、
下へのバイアスは強まらず、底堅さが意識されている。
一目均衡表では転換線rベルでの攻防であり、基準線とのレンジ内での推移。
ただし、パラボリックのSAR値は15370円辺りまで上昇してきており、
実線との乖離が100円程度に縮小してきており、陰転シグナル発生へのハードルが下がっている。
MACDはシグナルとのクロスにより、陰転シグナルを発生させている。
中期トレンドではリバウンド基調が継続しているが、週足のボリンジャーバンドでは
+1σを割り込みつつあり、目先的には調整を意識させる。
仙人さん 曰く
日中の高値は15540円まで。
60分足の調整終了からの上昇開始にしては物足りない動きですね。
まだ調整不足ということなのでしょうか。
60分足は高値切り上げ安値切り下げのトレンドレス。
株価は移動平均線の帯の下にあります。
ストキャは陰転。
15分足は高値切り下げ安値切り下げの下降トレンド。
株価は移動平均線の帯の下にあります。
ストキャは下落中。
日中足の60分足は上有利なのですがナイトセッションの60分足を見ると
下有利なトレンドレスというチャートです。
15分足は下降トレンドですのでこちらも下有利です。
ナイトセッションは15540円を超えない限りは売りを見ていけるチャートですね。
日中引けにかけて下落している動きがナイトセッションへの布石なのか。
まずは一番短い時間軸である5分足の調整を待ってからの売り場探しとしましょうか。
15540円を超えてくるようであれば様子見にしたいと思います。
60分足
15480円で寄り付いた後は移動平均線の帯の下にでましたが、すぐに反発。
移動平均線下限が支持線として機能しているようですね。
この動きであれば買い方有利です。
15分足
15770円からの動きは15770-15500-15610-15430となっています。
3波の調整になっています。
3波の調整終了からの上昇は買える動きです。
朝のシナリオでは、60分足の移動平均線を完全に割り込むと、
売りを考えるということでしたが、この動きでは売りは見送りでいいですね。
ここからの上昇は買えるということになります。
60分足の調整終了からの上昇開始となるのであれば
高値チャレンジの動きにならなければなりません。
私の売買はシナリオ売買であり、株価の動きを予想するものではありません。
予め、株価の動きを想定してシナリオを立てます。
そして、そのシナリオの通りに動き始めたら決めておいた行動を
取るということになります。
そして行動を起こした後は、シナリオ通りになれば利益になり、
逆の動きになれば予め決めておいたロスカットをすることになります。
ですから、ここから上に行くのかな?下に行くのかなあ?と迷うことはありません。
もともと予想をしないので迷う必要がないのですね。
これがシナリオ売買のメリットです。