ダル ローテ MLBに苦言



「(中4日は)絶対に短過ぎる」



米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手は
各チームの先発投手が毎年のように肘を痛める現状に警鐘を鳴らした。


大リーグのオールスター戦を翌日に控えたミネソタ州ミネアポリスで報道陣に
「登板間隔が一番大事だ。(中4日は)絶対に短過ぎる」と述べ、
中5日以上に延ばすべきだと訴えた。


マー君をはじめ、肘の靱帯(じんたい)を修復する「トミー・ジョン手術」を
余儀なくされる投手が続出する状況を憂慮。


「こんなに出ているのだから、(球界首脳が)議論しなくてはいけない。
自分たちに利益のあることはちゃんと話し合った方がいい」と語った。


 メジャー流の5人ローテーション。
中4日の登板間隔を「絶対短い」とばっさり切り捨てたダルビッシュが提言したのは、6人ローテ。


「投手1人1人の年俸は下がりますが、選手をプロテクト(守る)したいんだったら、
もう1枠、先発用の枠をつくった方が中5日で楽に回れる」。


 大リーグでは1試合ごとの投球数が厳しく管理されているが、「球数はほとんど関係ない。
140球投げても、(中5日以上なら)靱帯(じんたい)などの炎症は全部クリーンに取れる」と話した。


さらに、球自体が日本の物に比べて滑りやすく、形や重さもまちまちな点を指摘。
腕への負担が重く、故障の要因になっていると主張した。


「ボールが滑るってことはちゃんともたなきゃ(握らなきゃ)いけない。
もつ(握る)ってことは(肘に)ストレスがかかるわけだから、そこは大きい。


(メジャー球の中には)大きさも違えば、最初から変形してるものがあったりする」


 ヤンキースの田中将が右肘内側側副靱帯の部分断裂と診断され、
球宴を断念したばかり。


 田中将の右肘靭帯の部分断裂の原因をスプリットの投げすぎとする見方もあるが、
ダルビッシュの見解は違った。


「スプリットは肘に負担がかかるとは僕は思わない。
むしろチェンジアップの方が薬指がかかっている。


薬指は尺骨につながってるからチェンジアップの方が関係あるのかな、と。
(ボールを深く挟む)フォークは別ですけど、(浅く挟む)スプリットはツーシームと変わらない」。


豊富な球種を操る自身の感覚を言葉にした。


 普段はクールなダルビッシュだが、親しい田中将まで災難に遭い、
一石を投じずにはいられなかった様子。



再発防止への熱い思いが、大リーグ機構や球団首脳らにどう伝わるか。