幸福な国ランキング
「幸せな国」番付、トップ5は欧州が独占 日本は43位
(CNN) 世界各国の国民が日々の暮らしに満足し、幸せを感じているかどうかを
調査した新たな報告書が発表され、ランキング首位のデンマークをはじめ、
欧州北部の5カ国が上位を独占した。
報告書は米コロンビア大学地球研究所が9日、昨年に続く第2弾として発表した。
世界156カ国で2010~12年に調査を実施し、国民の幸福度を10段階で示した。
それによると、上位5カ国はデンマークに続いてノルウェー、スイス、オランダ、
スウェーデン。これにカナダ(6位)、オーストラリア(10位)、イスラエル(11位)、
アラブ首長国連邦(14位)、メキシコ(16位)などが続き、米国は17位だった。
そのほかの主要国では英国が22位、ドイツ26位、日本43位。
ロシアは68位、中国は93位だった。
幸福度が最も低い5カ国はルワンダ、ブルンジ、中央アフリカ、ベナン、トーゴと、
アフリカのサハラ砂漠以南に集中している。
幸福度の世界平均は過去5年間でわずかに上昇したものの、経済的、
政治的問題を抱える国で下落が目立った。
下落幅が最も大きかったのはエジプトで、07年の5.4から12年には4.3まで下がった。
また、ユーロ圏債務危機の影響でギリシャやイタリア、ポルトガル、スペインが順位を下げた。
反対に中南米やアフリカ諸国では上昇が目立った。
上昇幅が大きいのはアンゴラ、ジンバブエ、アルバニアの各国だった。
報告書は国民が不幸を感じる要因として貧困や失業、家庭崩壊、身体疾患などを
挙げたうえで、特に大きな影響を及ぼしているのは慢性的な精神疾患だと指摘。
各国政府による取り組みを促している。
◇
上位10カ国は以下の通り。
1.デンマーク
2.ノルウェー
3.スイス
4.オランダ
5.スウェーデン
6.カナダ
7.フィンランド
8.オーストリア
9.アイスランド
10.オーストラリア
「最も幸福な国」は3年連続で豪、日本21位 OECD調査
OECDの幸福度調査でオーストラリアが3年連続の首位に
パリ(CNN) 経済協力開発機構(OECD)は28日、生活の満足度や
ワークライフバランス、所得などの指標に基づく先進諸国の幸福度を発表した。
オーストラリアが3年連続で1位となった。
OECDが独自に設けた「より良い暮らし指標」は、各国の住宅や教育、保健、
市民参加を含む11項目を比較している。
オーストラリアは2007年以降の世界金融危機にも大きな影響を受けず、
昨年までの20年間、平均3.5%の経済成長率を維持してきた。
背景要因としては豊かな資源に対するアジアからの需要や、
安定した金融システムが挙げられる。
15~64歳の就業率は73%と、OECD平均の66%より7ポイント高い。
一世帯当たりの可処分所得は2万8884米ドル(約295万円)で、
これも平均の2万3047米ドルを上回った。
一方で、年間労働時間はOECD平均より83時間短かくなっている。
国民の共同体意識や市民参加度も高く、「困った時に頼れる人がいる」と
答えた人は全体の94%に上った。
2位のスウェーデンは平均余命でオーストラリアと並ぶ一方、
可処分所得は2万6242米ドルと及ばなかった。
就業率は74%、生活への満足度もOECD平均を超えている。
日常生活の中で抱く「誇り」「喜び」といったプラスの感情と「苦痛」「退屈」など
マイナスの感情を比べ、プラスの方が多いと答えた人は85%を占めた。
3位はカナダ。同国の就業率は72%、可処分所得は2万8194米ドルだった。
共同体意識も高いが、市民参加度は「普通」にとどまった。
上位3カ国とも貧富の差は大きく、上位20%の層と下位20%の層の所得の間には
4~6倍の開きがあった。
4位以下にはノルウェー、スイス、米国、デンマーク、オランダ、
アイスランドが並び、英国が10位。
日本は36カ国中21位だった。