祝い さくら 100試合連続予選通過
国内女子ツアー今季第18戦日医工女子オープンゴルフトーナメントで
横峯さくらが通算4アンダー27位タイで予選突破を決め、
『100試合連続予選通過』の偉業を成し遂げた。
大記録を達成した横峯は「ほっとしている」とコメント。
米男子ツアーのタイガー・ウッズ(米)が持つ142試合連続予選通過
という世界記録については「遠いですね。
でも1試合1試合頑張ります」と語り、笑顔を見せた
現在 連続予選通過の歴代1位と3位の記録を、横峯1人で保持している。
予選通過記録というのは、プロゴルファーにとって優勝回数と同じくらい重要なものだ。
なぜなら、予選落ちすれば賞金はゼロだからだ。
日本女子ツアーの場合は、最初の2日間で基本的に50位タイまでに残って、
最終日の決勝(4日間開催の場合は3日目と4日目)でプレーできるかどうか。
決勝に残りさえすれば、たとえ最下位でも20万円程度の賞金は稼げる。
賞金女王になるには、初日から出遅れた週にも、どうにか決勝に残って、
最終日には立て直して少しでも順位を上げていく。
そういうことが重要になる。
その意味で、横峯は現在、特筆すべきゴルファーだと言える。
横峯の記録が始まったのは'10年4月16日~18日の西陣レディスから。
その前週のスタジオアリス女子オープンは初日(52位)が終わったあと棄権したため、
記録としては予選落ちと同じ扱いになっている。
スタジオアリス女子オープンの前には、'07年から'10年にかけて
85試合連続通過という記録も作っており、これは現在歴代3位。
つまり連続予選通過の歴代1位と3位の記録を、
1人で保持しているわけだ。
2日間プレーした末の予選落ちとなると、プロ2年目の'05年11月11日~13日の
伊藤園レディスまでさかのぼることになる。
プロ転向以来、通算261試合に出場して決勝に残れなかったのは
8試合(棄権2、失格1を含む)だけ。
実に97%の試合で決勝に残っているのである。
こうした安定感の結果として、何がもたらされるかと言えば、
多額の賞金である。
まだ27歳だが、生涯獲得賞金額はすでに8億7836万9372円で、
不動裕理(36歳=12億9631万8747円)、福嶋晃子(39歳=9億251万1483円)に次いで3位。
今の勢いから行くと 今年中に横峯が2位に上がることはまず間違いないだろう。
その一方で、横峯は年間獲得賞金額の記録も持っている。
'09年に諸見里しのぶと、最終戦までもつれ込む歴史的な賞金女王争いを展開して、
初の賞金女王になった。
この年に記録した年間1億7501万6384円は、史上最高額として現在でも破られていない。
'09年以降も日本の女子ツアーは試合数が増え、年間の賞金総額も増えているため、
史上最高額を更新するチャンスはあるものの、森田理香子、比嘉真美子
といった新スターに加え、中堅、ベテランも結果を出していて、
誰かが1人勝ちできない状況になっている。
今年も開幕から16試合で優勝選手はすでに12人。
このぶんだと、史上最高額は、そう簡単に破られそうにない。
横峯を見ていると、ティーショットは目いっぱいの大きなスイングで、
常識的に見れば、とても安定したゴルフをする選手には見えない。
それでもめったに予選落ちしないのは、やはり練習のたまものだろう。
かねてから「30歳で引退」を公言していたが最近は現役を続ける意向を語っている。
そうであれば、年間史上最高額に加え、生涯獲得賞金額の1位というのも
十分可能性がありそうだ。
今季、米女子ツアーが年間29試合であるのに対し、日本は36試合。
1試合当たりの賞金額も増加の傾向にあり、今シーズンの賞金総額は、
31億3600万円と過去最高となっている。
女子ゴルフ選手の寿命は意外と短い。
トップでいられるのはせいぜい4~5年
25歳を過ぎると確実に女性の身体は変わる。
技術は落ちないが、目に見えない身体の変化がある
年齢を重ねるにつれ、テイクバックしてダウンスイングしたときに、
インパクトで修正できない。
多分、ホルモンの関係で脳からの指令が遅くなってしまうのかも知れない。
その歪みを修正するのは練習を増やすしかない。
女子ゴルフは、意外と精神的負荷の高いスポーツ。
選手たちの多くは、生理不順に悩まされているし、
試合前になると顔にブツブツだってできてくる
変則スイングと言われて ずいぶん叩かれた
それを自分の実績で捻じ伏せてきてた
さくらは現在 今や中堅の27歳
どこまでやってくれるか楽しみである