マドを空けての上昇が続き、25日線を上放れたほか、一目均衡表では基準線をクリア
してきている。


ボリンジャーバンドでは-1σと中心値(25日)のレンジから、一気に+1σを捉えてきている。
バンドが収れんしているところであり、煮詰まり感が台頭しやすい。


また、膠着レンジでの推移が続いている状況であるが、パラボリックでは
SAR値に交差して陽転シグナルが発生している。


調整トレンドの中での修正リバウンドではあるが、現在の保ち合いレンジを
上放れてくるようだと、一目均衡表の雲下限が位置する9100辺りを試してくることが期待される。


9/1戻り高値を捉えてくる可能性があり、遅行スパンが上方転換シグナルを
発生させてくることも期待されそうだ。



連休明け11日の日経平均は、前日比+168.06円の8773.68円と大幅続伸。


週末の米株式市場は、NYダウが前日比-20.21ドルの11103.12ドル、ナスダ
ック指数が同-27.47ポイントの2479.35ポイントと反落して取引を終えた。


朝方に発表された米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が+10.3万人と市場
予想を大幅に上回った。


このため、米国の雇用情勢悪化に対する警戒感が和らぎ、この日の米株式市場
は買い先行で取引を開始すると、10時頃にNYダウの上げ幅は100ドルを超える
場面もみられた。


しかし、格付け大手のフィッチ・レーティングスがイタリア・スペインの国債
格下げを発表すると、欧州債務不安の高まりから株式市場は上げ幅を縮小。

金融株を中心に売られたNYダウは、正午頃にマイナス圏に沈む展開となった。


その後は、雇用統計の好結果が相場を下支えし、引けにかけてNYダウは前日
終値を挟んだ推移となっている。


週明け10日の米株式市場はNYダウが前日比+330.06ドルの11433.18ドル、ナ
スダック指数が同+86.70ポイントの2566.05ポイントと大幅反発して取引を終えた。


前日に、メルケル独首相とサルコジ仏大統領がユーロ圏の銀行に対する資本増
強を実施することで合意。


また、経営破たんの懸念が強まっていた仏・ベルギー系銀行のデクシアは、
不良資産に政府保証を付けるなどして分割・売却を行う救済案を受け入れた。


このため、欧州の金融不安が和らぎ、週明けの米株式市場は寄り付きから大幅
高の展開となった。


その後も、原油など商品市況の急騰からエネルギー株が買われ、米株式市場は
高値圏での堅調な推移が続いた。


引けにかけては一段高の展開となり、NYダウの上げ幅は330ドルと約2カ月ぶ
りの上昇幅となった。


これを受けた連休明けの日経平均は大幅高で取引を開始。欧州の債務不安後退
によって海外市場が大幅高となったほか、為替市場でユーロの買い戻しが進んでいる

ことも好感された。


日経平均は、その後も輸出関連株を中心に堅調な動きを見せ、約3週間ぶりに
8800円台まで上昇する場面もみられた。


後場は、今晩に控えるスロバキア議会でのEFSF(欧州金融安定基金)拡充
に関する投票が予定されていることから様子見ムードが強まったものの、大引
けまで高値圏での堅調な推移が続いた。


欧州で金融機関に対する支援策が進んでいることで、
足元では過度な不安感が後退している。


ただ、直近の相場が上昇しているのは、ギリシャではなく欧州の金融機関に対
する救済案に進展がみられているからであって、根本的な問題が解決に向かっ
ているわけではない。


対処療法的な対策によってだましだまし株価が上昇することもあるだろうが、
それは薄い氷の上を歩くようなもので、安心して投資できる環境ではない

急落があるまでゆっくりと上昇する相場になってきている可能性がある。



●日経先物終値  8770円 (10月11日)
●直近高値   11890円 (2月17日)
●直近安値   7800円 (3月15日)


●移動平均線
 5日    8544円
 25日    8616円
 50日    8859円
 75日    9216円
 200日    9693円


●一目均衡表
 雲上限    9405円
 雲下限    9085円



■アジア株動向■

アジア市場は、本日もほぼ全面高。こうした中、インドネシアが高い。国内の
インフレが鈍化したことや世界的に景気先行き懸念が生じていることを理由に、
大方の予想を裏切って2年ぶりに0.25%の利下げを実施したことが好感された。


ジャカルタ総合指数は、前日比+2.34%で終了している。

上海および香港は、しっかりとした動きとなった。相場対策として、政府系フ
ァンドにより金融関連株が買い進まれ、相場を押し上げた。


一方、石炭関連が安い。資源税の改訂版が暫定ながら実施されたことを嫌気し売られた。
上海総合指数は前日比+0.16%、ハンセン指数は前日比+2.43で終了している。


■テクニカル■

日経225先物は8770円と前日比+180円で終了。

日経平均先物

・ボリンジャーバンド 
日足
+3シグマ  9052円
+2シグマ  8907円
+1シグマ  8762円
-1シグマ  8471円
-2シグマ  8326円
-3シグマ  8181円

週足
+3シグマ 10397円
+2シグマ  9927円
+1シグマ  9446円
-1シグマ  8495円
-2シグマ  8020円
-3シグマ  7544円

・その他 
2010年8月27週終安値 8730円
2011年3月15日安値  7800円



仙人さん 曰く


日経平均は今日のギャップアップにより短期上昇波動に転換しました。


ダウ


直近高値である11369ドルを上抜いて来ましたので高値切り上げ安値切り下げの
トレンドレスとなりました。


これで8月の10604ドルから始まった中期波動は10404ドルで終了し、
新たな中期波動入りとなりました。


前回の中期波動の始まりは10604ドルで今回の始まりは10404ドルということになりますので
中期波動の始まり通しの関係を見ると切り下げとなっていますので長期波動は下落長期波動に
なっていると思われます。


ということは今後の動きで前の中期波動のピーク11716ドルを超えてくる可能性は低くなります。
ここから先は11550ドルで反落するのか75日移動平均線で反落するのかを見ていくことになります。


ナスダック


ダウは直近高値を上抜いて来ましたがナスダックはまだ高値切り下げ安値切り下げの
下落トレンドにあります。


この上には75日移動平均線が控えていて強い抵抗として機能してきます。

そして2643ポイントの高値も抵抗として機能しますので
ここを超えてくるのは難しいのではないでしょうか。


もし、2643ポイントを超えてくるようであっても
200日移動平均線がいっぱいになるのではないでしょうか。


日経平均


日経平均はニューヨーク高に連れて上昇となりました。
これで短期波動は上昇短期波動へと転換しました。


しかし、私はこのまま上昇を続けるとは考えていません。
過去2回はギャップアップでの陽線の後にピークを付け、反落しています。


今回も同じような状況になっています。


現在の日本には独自に株価を上昇させるだけのニュースはありませんので
ここから先は上昇が鈍くなることが考えられます。


今晩のニューヨークが下落ということになると明日以降日経平均は
再び下値を探りに行く可能性が高くなります。


そろそろスウィングの売りを考えていく時期になっているように思います。


ストキャは中途半端な数値でうろうろしていて機能していませんのでしばらくは株価の
値動きをメインにチャートを見ていくことになります。