ダイエットで糖尿病は治る | インターネットとパソコンとスマホで格闘ゲームの日々

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一生糖尿病にならない過ごし方-2018-1021














 糖尿病といえば、非常に厄介な病気だ。一度かかると、「治らない」「一生上手に付き合っていくしかない」と考えてしまう人も多い。しかし、最近は、食事と運動で体重を減らせば、糖尿病の症状が「治る」という報告が相次いでいる。そこで、東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科の坂本昌也准教授は。





● 糖尿病治療では 「脂肪膵」にも注目!

 「2型糖尿病は1度、そのように診断されたなら、2度と治すことはできないと一般には考えられています。しかし、ここ数年(2017年以降)、食事と運動によって、特に体重を減らせば、糖尿病は寛解するという報告が相次いでいます」


 2型糖尿病患者は、日本の糖尿病患者の約9割を占めるといわれている。「寛解する」とは、病気やケガが完全に治ったと思われる状態ではあるが、再燃の可能性がないわけではないので油断禁物。再発の可能性が原則なしで、完全に治ることを指す「完治」とは区別される。





 2型糖尿病は「糖尿病になりやすい」遺伝的要素が強いため、「食習慣などの生活習慣のコントロールが悪ければ、仮に治ったとしても再発するからね」ということらしい。このあたりは、肥満気味の人が1度ダイエットに成功しても、かなりの確率でリバウンドするのと同じだ。

 とはいえ「治る」というのはありがたい。「治らない」「一生上手に付き合っていくしかない」と諦観して治療するのと、「治るんだ」と思って治療するのとでは、モチベーションが全然違ってくるはず。

 「最初に報告されたのは、2017年9月にリスボンで開催された欧州糖尿病学会(EASD)でした。英国のニューカッスル大学のロイ・テイラー教授が、約40年間におよぶ糖尿病研究の集大成として、『肥満のある2型糖尿病の人でも、カロリーを適切に調整した食事と運動を続ければ、糖尿病が“治った”状態を維持できる』と発表したのです。この内容は、医学誌『ブリティッシュ メディカル ジャーナル』にも掲載されています」





 テイラー教授の報告を簡単に説明すると、2型糖尿病患者の多くは、皮下脂肪だけでなく、肝臓と膵臓にも内臓脂肪をため込んでいる。肝臓に脂肪が過剰に蓄積されると、インスリンへの体の反応が鈍くなり、膵臓でインスリンが過剰に生成されるようになる。すると、全身に脂肪がたまりやすくなり、さらにインスリンが分泌されるという悪循環に陥る。やがて、インスリンを産生するβ細胞は疲弊し機能が衰え、血糖値が高くなり、「糖尿病ですよ」という事態になる。

 従来は、糖尿病が発症した時点で膵臓β細胞の5割は働かなくなり、2割は死んでしまって再生できないため、もう後戻りはできない(治せない)と考えられていたのだが、「食事をコントロールし、脂肪の蓄積が減ると、膵臓でのインスリンの産生が改善。発症後10年以内なら、肥満を解消し肝臓と膵臓に蓄積した脂肪を減らすだけで、糖尿病が『治った』と同じ状態を維持できる」という。

 体に悪さをする内臓脂肪といえば「脂肪肝」だが、糖尿病予防・治療には、「脂肪膵」と併せてダブルで気を付けるのがよさそうだ。





● 体重コントロールで インスリン産生細胞が「再起動」

 テイラー教授はその後、さらにグラスゴー大学のマイク・リーン教授と協力し、糖尿病を寛解するための臨床試験「DiRECT」を実施。「肥満を伴う2型糖尿病患者では、糖尿病を発症してから6年以内であれば、体重コントロールに着目した新しいアプローチによって、糖尿病を発症する前の状態に戻せる」ことを明らかにした(詳細は医学誌『Cell Metabolism』に掲載された)。

 「これまでも、糖尿病の早期治療では、薬物療法を開始するとともに、食事や運動などの生活習慣の改善指導が重視されてきました。ただし『現実には医療現場は多忙であり、生活習慣の指導は控えめで、徹底されていなかった。しかし、インスリン分泌が残存している2型糖尿病患者については、生活スタイルをしっかりと改善し、体重を適正にコントロールできさえすれば、β細胞は“再起動(再生)”でき、血糖コントロールが改善した結果、糖尿病から離脱できることが、我々の研究によって示されました』と、テイラー教授は言っています。


 糖尿病に限らず、生活習慣病においては、生活習慣の改善が何より重要だというのは以前から分かっているんですけどね。実は、それが一番難しい。我々が日本の糖尿病患者10万人のデータをもとに行った調査でも、血糖値、血圧値、脂質値、体重がちゃんとコントロールできている糖尿病患者は、夏場で15.6%、冬は9.6%しかいませんでした」

 テイラー教授らは、発症後6年以内の64人の2型糖尿病患者を対象に、1日約850kcalの調整食を3~5ヵ月摂取する体重管理プログラムを実施する介入群と標準ケアのみの対照群とをランダムに割り当て比較した。

 結果、12ヵ月経過した時点で、15kg以上の減量を達成したのは、介入群で36例(24%)、対照群はなし、糖尿病の寛解達成は介入群68例(46%)、対照群6例(4%)であった。

 また、寛解達成は減量の程度によって異なり、体重が増加した76例では寛解達成者は皆無、0~5kg減量を維持している89例では6例(7%)、5~10kg減量した56例中19例(34%)、10~15kg減量した28例中16例(57%)、15kg以上減量を達成した36例中31例(86%)が寛解に成功した。



● 半年で5%の減量すら できる人はまずいない

 それから約2年後の今年9月、「大幅な減量をしなくとも、5年間で体重の10%を減らすだけで、2型糖尿病が寛解し得る」という論文が、同じく英国の研究チームよって発表され、『過度なダイエットは不要、2型糖尿病は体重を10%減らすだけで改善!?』でも。

 同論文は、新たに糖尿病と診断された867人(40~69歳)を対象に研究されたもので、10%以上の減量を達成していた人は寛解に至る頻度が、そうでない人に比べ、77%と有意に高かったと述べている。

 10%といえば80㎏の人でも8㎏減らすだけ。ハードルが低すぎて、逆に信憑性が薄いように感じるが、信じてもいいのだろうか。

 「この論文のミソは、試験対象になった方が初めて糖尿病と指摘された患者さんであるというところです。

 例えば、あるビジネスマンが暴飲暴食の結果、糖尿病を発症。医師の指摘を受け、その後すぐに、かなり真剣に食事運動療法を実施し、生活習慣の改善に成功。よい生活習慣が身についた結果として体重も10㎏ぐらい下がっていた場合、糖尿病が寛解している確率が高いということであろうと思います。


 大切なのは、どのくらい体重を減らすかではなく、よい生活習慣を身につけること。うちの病院では、体重の5%を半年で減らすことを推奨していますが、実践できる方はほぼ皆無とまではいきませんが、ほんの一握り。急激な減量は、人体のメカニズム的にリバウンドを来しやすいことからお勧めしていないので、5年間で10%というのは、わりと妥当な数字かもしれません。

 論文にもありますが、体重を増加させないこと、さらには体重変動を少なくすることも重要と考えられています。

 もちろん、長年病気を放置した場合、寛解は難しいとは思いますが、健診でちょっと危ないなど指摘された段階でのがんばりは功を奏するでしょう」

 「早いうちに生活習慣を改善し、体重コントロールができたら、病気も治る、ということが分かれば、希望を持って治療に励む患者さんが増えるでしょう。

 世界では7秒に1人が糖尿病関連で死亡しており、日本でも年間40万人、おおよそ1分に1人が糖尿病と新たに診断されています。糖尿病にならないことも重要ですが、なってからでも早期であれば、治せる方向へ行けるので、前向きに治療に取り組んでいただきたいと思います」


参照記事https://ameblo.jp/ken020506/「健康にいいから食べる」の落とし穴/a>



坂本昌也 東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科の准教授
















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