おしっこ事情 腹圧の掛け方について。 | 膀胱癌闘病|けんざぶのブログ

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46歳で膀胱癌を発症し、化学療法2クール施行後、膀胱全摘術(尿路変更は新膀胱/代用膀胱)をおこないました。闘病ブログです。同じような立場の方に参考にしていただければ幸いです。

(2023年8月29日の日記) 
腹圧の掛け方はいろいろ試したが、新膀胱が完成して落ち着くまでも少しずつ変わって来た。
ただ、半年してくると効果的な腹圧のかけ方も安定してきた気がする。

最初は新膀胱は骨盤にあるので下腹部に力を入れれば出ると思ったが違った。
下腹部に腹圧をかけたり、下腹部を押してみてもうんともすんともしない。
自分の場合は上腹部に力を入れる感じが尿が出やすい。
胃のあたりを凹まして息をこらえて(Valsalva排尿)腹圧をかける感じ。
下の方に力を入れると括約筋が閉まって出にくくなる可能性があるので、あくまで上腹部だけ力を入れている。
ただし、このValsalva排尿法では、腹圧がかかって鼠蹊ヘルニアや痔などになりやすくなる可能性があるようだ。
新膀胱の合併症として鼠蹊ヘルニアというのも書いてあった。
ヘルニアは嫌だけど、そうしないと出ないからしょうがない。

最後絞るときは右の上腹部に捻るように力を入れて、その後左の上腹部に捻るように力を入れるという感じです交互に左右の捻りを入れて絞っている。

おしっこを出すために腹圧をかける際は時間がかかるので長く息をこらえる必要があるが、急に息を吐くと心臓の血液の環流量が増えて心臓がバクバクして負荷がかかるので、腹圧をかけながら最後の方は少しずつゆっくり吐くようにしている。
一旦吐いてしまってもおしっこが出続けるようであれば腹圧を掛けながら呼吸をするし、一旦吐くと尿が出にくくなるので、もう一回息をしっかり吸って腹圧をかけ直すことも多い。

腹圧のかけ方はおそらく個人差は大きいかと思いますし、新膀胱は生き物なので、時期によって効果的な力の掛け方は少しずつ変わってきます。
あ、分かったと思ってもすぐにうまくいかなくなることも多い。

とりあえず現時点ではこんな感じでおしっこ出してます。
これからまたコツは少しずつ変わっていくんでしょう。