町山氏の「言霊USA」シリーズの最新作。
このシリーズはずっと読んでいるが、英語の勉強にはあまりなっていないものの(取り上げている言葉は面白く、読んでいるときは「へー」と思うのだが、残念ながら記憶には定着していないという意味で。)、米国の政治・芸能・文化についてはとても勉強になる。特にこのシリーズの前著『トランプがローリングストーンズでやってきた』や『さらば白人国家アメリカ』のおかげでトランプ及びその関係者についてはだいぶ詳しくなった。
町山氏が取り上げている人物は現地では露出し知られている人が多いのだろうが、私は町山氏の文章で初めて知ったというケースが多い。したがって、この本の読み方としては、PCを前にしてインターネットで一々その人物を画像又は動画で確認しながら読み進めることが多いのだが、それがまた楽しい。
今回、今まで知らなかったが一番印象に残った人は、「Boner(バカげた失敗)」という言葉に関して取り上げられているアンソニー・ウィーラー氏か。不勉強ながら「セクスティング」という言葉も初めて知った。「エッチなメールをすること」という意味らしいが、これで失敗した人は日本ではまだいないかな・・・あ、プロレスラーで一人失敗しかけた人がいたか(笑)。