子供が通っている小学校の運動会は例年6月なのだが、コロナの影響で延期になった。やると確定しているわけでもないようで、中止になるかもしれない。

 

理由は第一に授業時間の確保のためだという。他に音楽会や造形展、土曜参観なども中止を検討しているらしい。これを機に惰性でやっている授業以外のイベントをリストラしてはどうかと思う。運動会、音楽会に関しては親に見せるのが目的化しているようにも思う。親も思考停止していて、何も考えずに見に行くが、運動会に何の学習効果があるのかと冷めて考えてみれば、大した効果はない。前にも書いたように教師が生徒を服従させるための手段として利用しているとしか思えない。私は小学生の時、学校の運動会の感想文※で毎年運動会のことを全否定していた。大人になった今でも運動会に何の意味があるのか理解できない。百歩譲って徒競走などほとんど練習しないものに関してはいいとして、組体操やダンスの類いは膨大な時間をつぎ込んで同じことを繰り返し練習させるという拷問でしかない。あれほどの時間を使って何の教育的効果があるのかを確認するためにも、今年の運動会は中止にしてみてはどうか。

 

いろいろ体験させるというなら、音楽会と運動会を1年交替でやるとか、工夫の余地はあるだろう。プログラミングや英語などで授業時間が足らないと言うが、やるべきことはたくさんあるのではないか。

 

※この感想文というのも、何の意味があるのか。教師にはあるべき感想文の姿があり、テンプレに従って作文するように誘導させようという意志を感じた。一例を出すと「みんなで練習したので、タイミングを合わせて動くことができた。協力する大切さを学んだ」といった感じのものだ。私はあまのじゃくなので、意志を完全に無視して「暑くてしんどかった」「練習がしつこい」「運動会は無意味」「体育の授業が多すぎる」「希望者のみ参加するようにしろ、強制労働だ」などと教師の神経を逆なでするようなことばかり書いていたものだ。