以前、体育嫌いについて書いた。先日、久々に運動に誘われたので、「運動嫌いが言われがちなこと」を書いてみる。

 

「(運動を断ったことに対して)こんなのは運動じゃない」

運動好きからすると、運動のうちに入らない程度の運動だからという理屈で誘ってくるのだが、運動嫌いからすれば十分に運動である。

 

「やってみたら気持ちいいよ」

そう言われてやってみて気持ちよくならないという経験を重ねた結果、運動嫌いになっているのだ。何を気持ちよいと思うかは人によって違うのだが、運動好きにとっては自分の感覚が普遍的らしい。これは世の中は運動好きのほうがマジョリティだからこうなるのだろうが、例えば運動を数学に置き換えたら、ロジックがおかしいと思わないだろうか。

 

「運動しないと病気になる」

運動好きは運動が体に良いと信じている。百歩譲って「運動好きが運動をするのは体に良い」を認めたとして、「イヤイヤやる運動は体にいい」のだろうか?。嫌なことをするという精神的なマイナスを補って余りあるほどのものなのか。私はこれを言われたときには「運動するストレスの方が大きい」「嫌なことをするくらいなら早死にでもいい」などと言い返している。客観的なデータがあるのなら見てみたいものだが、運動嫌いに無理矢理運動させたら病気がどうなるかなどという実験に協力する運動嫌いはそうそういないだろう。

 

「運動しないと太る」

太る原因は「摂取カロリー>消費カロリー」となっているからのはずだ。運動をするというのは消費を増やすということだが、どう考えても摂取を減らす方が合理的だ。一度余分に摂取してから無理に消費するくらいなら、そもそも摂取しない方がいい。また、運動量と消費カロリーの関係(例 茶碗一杯のご飯を消費するためにはランニング1時間)を見ると、運動嫌いからすると「じゃあ食べない」以外の選択肢はあり得ない。ちなみに、私に関しては原因不明だが、ほとんど運動しないが太らないので、「運動してませんが、20才から体重増えてません」と言い返している。

 

余談だが、コロナの影響で通勤が激減した結果、歩行量は過去にないほど少なくなった。さすがに太るかと思ったが、この状況でも太らなかった。