司法書士による失敗しない☆遺言書の遺し方☆講座 -3ページ目

司法書士による失敗しない☆遺言書の遺し方☆講座

遺言書の書き方、文例などについて、できるだけ分かりやすく解説します(つもりです)!

兄が言います、「親と同居して面倒を見てきたのは自分たち夫婦だから、
この家は俺の名義に書き換える(相続登記する)からな」と。

これに対して、弟が言います、「勝手に決めんなよ。この家だって少なく

見積もっても3000万円ぐらいで売れんだろ。兄貴の名義にするなら、

現金で精算してくれ」と。


また妹も言います、「あんただって、商売始める時に、両親から1000

万円借りたまま、返してないって話じゃない、いっそこの家売っぱらって

3等分しようよ」と


正式な法律用語ではありませんが、「争族(そうぞく)」なんていう言葉

メジャーになってきました。


これは、相続財産をめぐる相続人間のトラブルを意味します。


そこで、なぜ遺言書が必要なのか、を簡単にまとめると、


「適法・有効な遺言書」があれば、相続財産を取得した相続人は、

他の相続人の同意や承諾を得ることなく、相続財産の名義を変更

したり、解約・出金、処分したりすることができるからです。


逆に、遺言書がなければ、他の相続人全員に、書類に署名・実印の

押印をもらい、さらには印鑑証明書までとってもらわなければ、名義

変更できないケースがほとんどです。


おそらく上の3兄弟のケースでは、名義の変更には相当の時間が

かかりそうです。


たとえ現在、相続人の仲が非常にいい場合であっても、各相続人の

経済事情や相続人の配偶者など外野にいる人たちのせいで、「争族」

に発展するケースが多いようです。


「遺言=遺書」のように、縁起の悪い物と考えている方が多いと聞い

たことがありますが、遺言は、「争族」ではなく、「相続」のために、

人間の最後の意思を反映する重要な手段です。


ちなみに、「遺言を書くと、むしろ長生きする!?」と聞いたことも

あります。


子どもに迷惑かけたくなければ相続の準備は自分でしなさい/五十嵐 明彦
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