中村けんです
市議会3月定例会の初日、山口留美子副市長の選任(新任)と、稲垣寿教育長の選任(再任)について、議会から同意をいただきました
女性の副市長は、西尾市として初のことで、愛知県内の市町村においても、名古屋市を除いて唯一となります
山口副市長に期待することは、次の3点です
1点目は、官民連携の推進、産業界との連携強化。
生き方や価値観が多様化し、行政ニーズがますます複雑多様化していく中、住民に寄り添ったきめ細やかな行政サービスを実施していくためには、官民連携を推進していく必要があります
さらに、カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーション、SDGsなど、社会全体で取り組んでいくべき諸課題について、これらをまちづくりとして進めていくためには、産業界との連携強化が不可欠です。
山口氏は、愛知県職員として、いわゆる経済畑の経験が長く、多くの県内企業とのパイプを持つだけでなく、市内製造業で構成されるモノづくり経営研究会のアドバイザーを務めるなど、市内企業からの信頼も厚い人物であり、官民連携を進めるエンジンとしての役割を期待しています
2点目は、中枢の意思決定における多様性、女性の活躍推進。
平成27年8月に、いわゆる女性活躍推進法が成立し、働く女性がその個性と能力を十分に発揮できる社会を実現していくことが求められています。
また、社会が変化するスピードが加速し、自治体同士の競争が激化する中、これからの時代を生き抜いていくためには、変化に対して柔軟に対応できる組織作りが急務であり、人材の多様性がその鍵となります。
市長就任以降、女性活躍の推進には力を入れてきましたが、特に管理職に占める女性職員の割合は未だ低い状況であり、より組織の中枢における意思決定に女性が関わることが必要であると感じています
山口氏には、女性職員一人ひとりが活躍できる職場作りを進め、女性の視点がもっと市政運営に反映される、多様性に富む行政組織にしていくにあたり、ロールモデルとしての活躍を期待するとともに、その旗振り役となっていただくことを期待しています
3点目は、県との連携強化。
インフラの整備、防災・減災対策、産業振興、特別支援教育の推進などをはじめ、県と連携・協力していくことで、より事業効果の期待できる分野は多くあります。
これまでのキャリアを一番活かせる産業面はもちろんのこと、それ以外の分野においても、愛知県職員として培ってきた人間関係を大いに活かし、県とのパイプ役になっていただくことを期待しています
新年度からは副市長2人体制で、より一層力強く市政を推進してまいりますので、よろしくお願いします