昨日は、1947年の5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念した、憲法記念日でした
憲法というのは、人権保障等、国の根本を定める法規範であるとともに、歴史的な経緯から、国家権力を制限するためのものでもあります。
そんな大事な憲法であるにもかかわらず、日本では、普段の生活であまり意識することもありませんし、正面から選挙の争点になることも基本的にありません
その一つの大きな理由は、日本国憲法の規定の仕方が抽象的だからではないかと、個人的には考えています。
どんな条文なのかということについては、ネットで検索などしてみて、憲法記念日を機に、一度直接読んでみていただくのが一番よいのではないかと思います
103条から成るものですが、非常に読みやすいものですので、10分か15分くらいあれば全文読み切れます
「憲法」と聞くと、どうしても「憲法改正」、「9条改正」という視点で捉えがちですが、まずは、一人でも多くの国民のみなさんになじみを持っていただくことが重要ではないかと思っています
それを踏まえたうえで、改正について国民的な議論ができればよいのですが、その際に一つみなさんに認識しておいていただきたいことがあります。
それは、知らず知らずに受けているメディアの影響です
どのメディアが正しく、どのメディアが間違っているということを言いたいのではなく、例えば憲法改正に対する主要新聞各社の立ち位置についても、それは様々であり、自分が日頃読んでいる新聞に書かれていることがすべてではないということです。
参考として、こちらのサイトでは、新聞各社の立ち位置が分かりやすく説明してあります
仕事や子育てや趣味等で日頃忙しくしているのに、憲法についてしっかり調べるというのは、現実的にはなかなか難しいと思います。
しかし、憲法改正が国政選挙における主要な争点になる日が遠くない将来に訪れる可能性もありますので、今のうちに少しでも関心を持っていただければ幸いです