中村けんです
「6次産業化」という言葉があります
意味は、農林水産業(第1次産業)が、農林水産物の生産だけにとどまらず、それを原料とした加工食品の製造・販売や観光農園のような地域資源を生かしたサービスなど、第2次産業や第3次産業にまで踏み込むこと(コトバンクより引用)です。
農家などが加工や販売・サービスまで行って農林水産物の付加価値を高めることによる所得向上や雇用創出、ひいては地域の活性化に繋がることが期待されるため、現在、国レベルで6次産業化が推進されています
西尾市では、この6次産業化を推進するとともに、交流人口を増加させるべく、憩いの農園を中心とした福地南部地域において、
農業副都心(造語です)を整備する構想が掲げられています
内容としては、最大で23ヘクタールに及ぶ敷地内に、「食べる」、「買う」、「学ぶ」、「遊ぶ」、「見る」の5つのテーマに分けた施設が整備される予定ですが、事業主体や各テーマの詳細等については、今後協議されていくことになります。
その協議の場となるのが、農業副都心構想検討委員会及びその下部組織となる検討部会で、本日、今年度第1回目の検討委員会が開かれました。
委員会では、これまでの検討結果の報告と、今後の進め方について説明がありました。
これまでの検討結果については、先に説明させていただいたような内容になります。
そして今年度は、農業副都心を整備していく際の骨格になる、基本構想と基本計画の策定が主となります
ところで、農業副都心が整備される予定地は、市街化調整区域内にあり、さらに農業振興地域・農用地区域でもあります。
つまり、農地を保全するための地域なので、開発にあたり法的規制が厳しく、完成までの道のりは長くなることが予想されます
現段階では、すべての施設が同時期にオープンするのではなく、早ければ平成30年度を最初に、段階的に順次オープンを迎える予定です
大規模な施設を整備すればお客さんがたくさん来るという時代ではないため、緻密で多角的に分析がなされ、近隣の競合施設との競争に勝てる施設となれるよう、議論を見守っていきたいと思います