中村けんです
今日は、30人の議員全員で犬山市まで行政視察に行きました
視察のテーマは、「議会改革」です
視察先の犬山市議会は、早稲田大学マニフェスト研究所が実施した議会改革度ランキングが全国1,444議会中16位で、687位の西尾市と比べて議会改革が大変進んでいる議会です
議会改革は、僕が力を入れている政策の一つでもあるのですが、一口に「議会改革」といってもイメージがわきにくいと思いますので、以下で記す犬山市議会の取り組みを見てイメージしていただければと思います
犬山市議会では、平成22年5月に有志の議員が集まって議会改革推進委員会という任意の委員会を立ち上げ、平成23年4月からは全員協議会という場で、文字通り議員全員で議会改革の議論を進めてきたそうです
そして、具体的な取り組みとして、以下のようなことが順次実施されてきました。
情報公開の促進
政務活動費・議長交際費の使途の公表
委員会や全員協議会の会議録の公開
ユーストリームによる議会中継
フェイスブックを利用して議会情報を発信
議員報酬の見直し
各種審議会等の委員報酬の廃止
議員間討議の促進
全員協議会の定期開催
委員会での討議の場の設置
議会人事・組織の改革
正副議長の選出に立候補制の導入
議長の任期を1年から2年に
議長は常任委員会に属さない
適正な政務活動費の管理
宿泊費の実費精算
政務活動費の通帳を各会派で管理
議会基本条例の制定
市民等との意見交換の場の設定
市民との意見交換会の開催
常任委員会ごとに関連団体との懇談会を実施
オープン議長室
その他
議場内へのパソコンの持ち込み許可
議案質疑に一問一答制を導入
議長車の廃止
今日の視察において意見交換をする中で、取り組み内容自体が参考になったことはもちろんですが、改めて感じたのは、議員一人ひとりの意識の重要性です。
実施していく内容を決めたところで、その主体となる議員の意識が低ければ、絵に描いた餅になりかねません
それぞれの内容は、あくまでも目的ではなく手段であり、それを通じて何を成し遂げたいのかをしっかり議論する必要があります
犬山市議会を見習い、自由闊達に積極的な議論でき、それに行動が伴うことで、住民のみなさんの期待に応えられる西尾市議会を目指して頑張ります