三宅健 職業:アイドル | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

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V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?




アイドルという仕事は、若いうちにしかできなくて、いつか卒業するもの。いずれ俳優や歌手として実力を認められるまでの一時的な仕事。


アイドル自身、そんなふうに思ってやってる人が多いんじゃないかと勝手ながら想像します。


が、三宅健は違う。その人生をアイドルという仕事に賭けようとしている。いや、もう賭けている。


44歳が歌うアイドルソング。


客観的にはイタイんじゃないかと思う。(そう思われることも承知の上で、出したと思いたい)


MVを見る限り、アイドル健ちゃんはいつも痛々しいほどに真面目で、一生懸命。


この曲を聞くと、ファンとしては「もう誰も彼のことを悪く言わないで欲しいし、傷つけないで欲しい」と思いました。


前に、『月下美人』という小説を書いたのは、とある健ちゃんの担降り記事がとても悲しくて、健ちゃんを擁護したかったからです。


『V6の三宅健が好きだった』という言葉は、けっこうキツい言葉だなぁと思っていて。箱推しならまだしも、健担がそれを言うのか…と。


気持ちはわからなくはないけど、健ちゃんがV6を捨てたわけじゃないし、ファンに対してアフターケアを全力でやってくれた人なのに。割りに合わないよなぁ。


でも、だからこそ私は健ちゃんサイドでいたいと思う。


さて、この曲はtheアイドル三宅健を表現した歌詞がたまらなく刺さる一曲でして、アイドルの極意とはまさに、


秘すれば華


華やかな虚像の内に秘した思いが色々歌詞に出てくるわけですが、


逃げたんじゃなくて

tobe or not tobe ←攻めた歌詞(・・;)


ねえ こっちを見て 今のこの僕だけ
(悲しいほどに IDOL)
HEY 君だけがわかっててくれたら
(切ないほど愛してた)


何も言わないけれど、胸のうちでは言いたいことはある。外野に何を言われてもかまわないけど、ファンに対してはそうもいかない。ファンにさえわかってもらえたらいいのに、そのファンの心さえ離れて行ってしまう(担降りが出る)のをアイドルはどうにもできない。



信じる者は救われる?とか 努力すりゃ報われるとか Bull**
勝てば官軍 負ければ賊軍? 数の正義じゃ正せない正邪


ラップ部分はこの世界の理不尽さを飲み込んだ上で、独立記念日とか僕は戦士とか、アイドルとして戦っていく漢気を感じる歌詞が健ちゃんっぽい。


なんて言うのかな。外に対しては強気なんだけど、ファンに対してはそうじゃないんだよね。そこがファン心をそそるんだよな。


アイドルは去ってゆくファンを追えない。どんなにファンを愛してたって、ファンのために努力してたって、降りる人は降りる。惚れさせる努力を続けているにもかかわらず、常に数多のファンにふられ続ける。


ファンの愛に依存して成り立つアイドルという職業の儚さがそこにはある。


アイドルが主導権を取れるのは沼に嵌める瞬間だけ。あとの展開はファンが主導権を握っている。


それを健ちゃんはよくわかっている(と思う)。


だから、アイドルとして自分にできることはファンを愛することとファンを幸せにするために努力すること。それだけ。(ちなみにその努力が空回るとファンに文句を言われる(-。-;)


アイドルって究極に利他的な職業じゃないかと思う。


それをやろうって覚悟決めた健ちゃんを私は敬愛してやみません。




↑MVよりこっちの方が好き🥰ガールズを率いたダンスがいいのよね〜。ちなみにドームはアマプラ組です。