膝枕 9 健とゆかり2 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

9



健ちゃんは私の首筋に鼻を埋めて、



「ゆかりの方がいい匂いがするよ」



と言って、スカートをたくし上げた。




「待って。ここリビングだよ?」



「だから?」



と不敵に笑って髪をかき上げる。



「ベ、ベッド行こう?」



「リビングじゃダメ?たまにはいいじゃん」



「ダメだよ」



「真面目だな」



「リビングでなんてなんかエッチだよ///



すると健ちゃんは眉尻を下げて呆れたように言った。



「エッチなことすんじゃねーかよ」



「そ、そうだけど、やらしいよ。なんか」



「やらしいんだよ。君のダンナは」



「やらしくないよ」



「やらしいんだって」



「健ちゃんはやらしくないもん!」



「やらしいの!」



健ちゃんはちょっと怒ったような顔して、私にまたがって膝立ちになっている。



な、なんかこんな言い合い、変じゃない?



健ちゃんは目を細めて、



「さんざっぱらやらしいことしてきて、やらしくないわけないでしょうが。ゆかりが一番知ってるでしょ?俺がスケベだってこと」



と言った。



「うぐっ」



「はい、質問です。君のダンナはやらしいですか、そうじゃないですか」



「や、やらしいです」



「はい、じゃ、やらしいダンナは好きですか、嫌いですか」



「き、嫌いじゃないです」



「じゃ、今すぐ妻を、ここで、リビングで、抱きたい夫を受け入れてくれますか」



「イヤです」



「コノヤロウ」



健ちゃんはお仕置きとばかり噛みつくようなキスをした。




「ンンッ!んちゃんっ



ドキドキして、息苦しくて、体が熱くなって



もうこのままリビングで抱かれてしまってもいいかも


そう思いかけたときだった。



健ちゃんは不意にキスをやめた。



……?」



そして、いよっと私を抱き上げ、ソファから立ち上がった。



「ベッド行くよ?ベッドならいいんでしょ?」



と私を見下ろす。



「あう、うん」



リビングで抱きたいと言ってあんな激しいキスをしてこっちは流されてしまいそうになっていたのに