継続は力なり 6 イノッチ | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

「なに?岡田ケツ見せちゃって何やってんの⁇俺のいない間になんだよ。みんなで盛り上がっちゃってさ〜」


ってイノッチが口を尖らせる。


「今ね、長野くんのお祝いにね、順番にみんなでお尻見せてたの」


って健くんが言って、


「はい、次、井ノ原くんの番だよ?」


って剛くん。


ほんっとこのふたりは…どんだけイタズラ好きなのか…ってか…


「ねぇねぇ、ふたりはさー、そんなにメンバーのお尻が見たいわけ?」


「俺たちじゃないよ。俺たちじゃなくてー、長野くんの御所望なんだよ。どうっっしても見たいって言うから…」


「言ってない言ってない」


って博が笑いながら首を振る。


「なんだ。しょうがねーなー。長野くんがそんなに言うならさー。今日誕生日だし?出しちゃうか?」


ってイノッチが自分のスウェットパンツに手をかけてメンバーの顔を見渡す。


「どうしても見せたい人がいるよここに」


って健くんが笑いながらイノッチを指差す。

イノッチが俺たちにクルッと背中を向けて、サッとスウェットパンツをずり下ろして、お尻をつき出した。

お尻を突き出しながら、可愛らしく目をしばしば瞬かせる。


わははってみんなで手を叩いてウケる。


イノッチは、スウェットパンツを引き上げると、ドヤ顔をして俺たちを見渡し、


「ハッピーバースデー長野くん」


って今度はキメ顔で長野くんに握手を求めた。


しっかりと握手をした後、


「ありがとうございます」


って長野くんが言ってふたりで向かい合ってお辞儀をした。


坂本くんが手を叩いて後ろ向いて笑っている。


イノッチは突然、


「よっしゃー‼︎長野ポイントゲットー‼︎」


って拳を突き上げた。


「減点だよ減点」


って長野くんが笑う。


「マジでっ⁈レアだよ?俺のケツ!」


「レアじゃないレアじゃない。しょっちゅう出してんじゃんお尻」


って健くんが突っ込む。


「イノッチ、俺なんか前だからね?イノッチのお尻よりレアだよ?ねぇ?長野くん」


って片眉上げて博を見る。


「見たくねーけどな」


って仏の笑顔でバッサリ斬られた…。



しばらくみんなで長野くんを囲んでワイワイしてから、帰りの車に乗った。