ドライブの続き 1 カミセン | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

さて、健ちゃんについてとやかく言うのはもうやめにして(笑)、

ドライブ第1話ドライブ最終話の、続き行きます♡タイトルまんまですが…(・・;)





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「で、彼女がその後車ん中で泣きそうな顔になっちゃってさ…」


カウンターの上でウィスキーの入ったグラスを傾けると、カランと氷が音を立てた。



「宝の態度でキスしたことバレたってわかったんだな」


って健くんが手のひらにのせたピーナツをえいっと口に放り込む。サラサラの髪が俺の右横で揺れる。


「高校の時はちょっとメンタルが不安定な子だったし…あとの合宿のこと考えるとね…」


「なるほどね」




合宿の数日後、行きつけのバーで三人で飲んでいるときに、酔った勢いと話の流れで…例のことを話してしまった。


健くんがピーナツを咀嚼して、


「お前としては壁を作ろうとしたわけだろ?寝込みを襲われたわけだから、まぁ当然だよな。でも、泣かれそうになったと…。優しいな宝先生」


ってニヤニヤして、


「それにしてもさ、その子メンタル弱いってほんと?そのわりにやること大胆じゃない?なぁ?」


って隣の条くんの肩を抱く。


カウンターに肘をついて飲んでいた条くんが、グラスを置いて顔をしかめる。




「だいたいそういう奴の方が突拍子もないことすんだって」



グラスの縁を持ったまま人差し指を俺に向けて、


「お前、寝たふりして正解」



「正解だって」


って健くんが今度は俺の肩を抱く。




「聞こえてるよ。こぉの距離だからっ」

って手を条くんと俺の間で往復させると、健くんが照れ笑いする。


俺も笑いながら、マスターに目配せして空になったグラスを持つ。

マスターがグラスを下げて、お代わりを用意してくれる。



すると、ふいに、



「俺もそういやそんなことあったなぁ…」



って条くんが両ひじをカウンターについて遠い目をする。





「え?そうなの?」


条くんの寝込みを襲うような子が…?



「いや、だってさ、俺車に乗ったらすぐ寝ちゃうもん」



「運転してるときじゃないだろ?」


って健くんが言って、条くんが呆れ顔をする。



「当たり前だろ。何言ってんのお前」



「後部座席とかだと、お前ほんとよく寝るよな!」


って条くんを指差す。


「すぐ寝る」


「すぐ寝るよほんと。なんか友達とみんなでどっか行ったりするときな?みんなワイワイ言ってんのにさ、条だけ寝てんの。こやって」


って腕を組んで寝る真似をする。


条くんがそれを横目で見て微笑む。