ドライブ 9 キス | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

宝先生の綺麗な寝顔をもっと近くで見たいと思って、シートベルトを外して運転席の方に寄って、上から覗き込んだ。


「宝先生…?」


何の反応もない。


爆睡してる…。


先生の鎖骨あたりに、自分の巻いた髪の先が触れる。


この距離感…///

ドキドキする。



そっと手を出して、すうすう寝息を立てている先生の頰に指先で触れてみる。


ぷにっ。


…無反応。


高い鼻がキスするとき邪魔そうだな…なんて思いながら先生の唇を見つめる。


薄い唇。

リップとか塗ってないだろうに、艶々と潤っている。


ためらってから、顔を近づける。


先生の体温が感じられるくらいまで…。


先生の寝息があたしの顔に優しく当たる。


アップ過ぎて見ていられない。

目を瞑って、鼻がぶつからないように少し顔を傾けて、唇を尖らせる。


唇が…宝先生の唇に…触れた。