「きゃっ!」
「おっと!」
アクセルを踏むがタイヤが空回りする。
「ほらハマった」
「あらあたしのせい?」
「集中できないからっ。運転に」
もう一度アクセルを踏んだが、やっぱりタイヤは空回りする。
はぁ…。
ため息をついて首を横に振った。
目を閉じて一度シートにもたれてから、よしっ!って目を開けて身を起こす。
「見てくる」
運転席を飛び出して、ハマったタイヤを確認してまたすぐ車に戻った。
「びしょ濡れ。着替えたら?」
言われて、後部座席の荷物からタオルと着替えを取り出した。
「手伝ってあげる」
「え?」
Tシャツを脱ぎ、甲斐甲斐しくタオルで体を拭いてくれる聡美を見下ろす。
豊かな胸の谷間でカールした髪の先が揺れる。
胸に触れたくなって、ちょっと触った。
聡美が、
「エッチ…」
って笑って俺を上目遣いで見る。
「休憩しようか。雨が上がるまで」
「休憩?」
「そう」
って窓の外に目を走らせる。
こんな山奥で車が揺れてたって誰の目にも止まらない。
聡美の腰を抱いてひょいと俺の膝に跨らせた。
「ちょっと…!」
スカートが捲れあがって、太ももが半分露わになる。
レバーを引いてシートを半分倒し、俺に跨る聡美を見上げる。
聡美が俺に屈みこむ。
胸の谷間が迫ってくる。
聡美の腰を撫でさすりながら、聡美のキスを受ける。
あぁ…熱くて柔らかい聡美の唇…。