って、抱きつく佐久間の腕を剥がそうとするが、なかなかうまくいかない。
「どうしてですかっ⁇胸が小さいのは好きじゃないですか?」
「デカい方がいいっ」
「佐久間の声、聞いて行きませんかっ?」
「聞きたくねーよっ!ってか、どういう誘い方だよっ!離せっ!佐久間!」
「嫌です!今夜は帰しません!」
「それは男の台詞だっ!」
「セックスに男も女もありません!」
「あるだろっ!」
「じゃあ教えてください!」
「意味がわかんねーよっ!」
「正しい抱かれ方を教えてくださいっ」
「知らねーって!ほんと…離せっ!」
「嫌ですぅぅぅ~っ‼︎抱いてくれるまで離しませんっ!」
くっそ…このバカ力が…っ!
し…仕方ない…。
「…わかったよ」
俺はしがみつく佐久間をひょいとお姫様抱っこで抱き上げる。
「先生?///」
そのままベッドまで歩いて行って、乱暴に佐久間をベッドに降ろす。
佐久間は素早く俺の首に腕を回して自分の方へ引き寄せる。
佐久間の顔が近い。
「先生…キスして…」
って潤んだ瞳で俺を見つめる。
俺は邪魔な髪をかき上げて、佐久間を見下ろす。
「俺を誘ったこと…後悔すんなよ」