指導教官 9 夜の保健室 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

結局、先生に歌を歌いながらトイレの外で待っててもらって(なんだかんだ言って、けんちゃん先生は超優しいです♡)、用を足した。


「スッキリしました!」


「そりゃよかったな。そんな報告いらないけど。…足、大丈夫?」

って、腕を貸してくれる。


「ありがとうございます」


硬くて頼もしい先生の腕…。






先生が保健室の鍵を開けて、電気をつける。


「そこ座って」


ってあたしを椅子に座らせておいて、湿布を持ってくる。


「あ。パンストか。こっちこっち。ベッドで脱いで」


「え?」


「こっちベッドあるから。ここで脱げよ」


「せ、先生…」


「なに?早くしろよ」


「は、はい」


ベッドに座って、カーテンに手をかける先生を見上げる。



「パンスト脱いで、自分で湿布貼れ。ほら」

って湿布をベッドに放り投げる。


シャーッてカーテンを閉める。



パンストを脱ぎながら、カーテンの向こうの先生に話しかける。


「先生って優しいですよね」


「そう?」


「はい。生徒のときから思ってましたけど」


「まあ、生徒には優しいかな」


「彼女にも優しいんですか?」


「……」


「いるんですか?彼女」


「内緒」


「生徒のこと、好きになったりしないんですか?」


「…ないね」


「先生、一回、噂になったことあるじゃないですか」


「なに?」


「あの、あたしの一個上の、水泳部のキャプテンと」