カミセンの体育祭 5 罰ゲーム決定 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

「ざけんなよっ!ノックしろ!オカマ田!」


条が立ち上がって言う。



宝「じょ、条くん…校長先生だから…」


って宝が焦る。



宝「いいの?件くん」


件「社会人としてはよくないけど。元担任だし。あいつ、校長の前だと高3に戻っちゃうの」



校長は条の暴言もどこ吹く風で、件の隣に座る。


件「近い近い近い!」


校長「ん?」


件「くっつくなよ!もうちょっと向こう行って?」



校長は、宝の隣に移動する。


宝「すみません。汗臭くって」


校長「全然、大丈夫。偉いわね~。生徒と一緒にダンスの練習とか。うちの子たち喜んでるでしょ?」


宝「はい。まあ。そうみたいです」


校長「あなたたちも踊りなさいよ」


条は件の隣で腕をソファの背もたれに載せて足を組み、そっぽ向いている。


条「ほんっとウザい」



校長は条のつぶやきを無視して、宝に話しかける。



「罰ゲーム、先生とチューにしない?」



宝「…先生って…誰ですか?」



校長「あ♡た♡し♡。負けた二人が、こうね、両サイドからほっぺにチュー!キャハハ///」



条「ざけんなっ!帰れよ!なんでそこ座ってんだよっ!」


件「…キャハハって笑った?今、キャハハって…」



宝「それはさすがにちょっと…。あのー、せっかくだから、生徒が楽しめるような罰ゲームの方が…」


件「そうそう!それ!さすが教務部長!」


宝「関係ないから。それは」



校長「そうねー。確かに嬉しいのあたしだけだわね」


宝「…嬉しいんだ…」



校長「じゃあ、こうしましょう!んっふっふー♡」



条「こえー!マジこえーっ‼︎なに思いついたんだよ!」


件「なにかよからぬことだよ。これ、きっと」



校長が、

「では発表しまーす!リレーの罰ゲームは、一位になれなかったふたりの熱い抱擁とキスでーす!」



「「「はあっ⁈」」」