カミセンの体育祭 2 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

宝は冷蔵庫から2リットルの水を取り出してそのままゴクゴクと喉を鳴らして飲む。

プハーッて口を拭って、

「ダンスの練習。みんなうまいね」

って笑う。


「「はあっ⁈」」

って俺と条が驚く。


「は?踊んの?マジで?」

「俺だって踊れるよー。ふたりほどうまくないけどさ」

「はあっ⁈」

「高校の文化祭で踊ってたじゃん。条件コンビで。かっこよかったよね。毎年踊ってるんでしょ?体育祭」

「はい?」

「負けないよ~。イエ団。♪イエ~ィイエ~ィイエ~ィ」←黄団イエロー

って宝が踊り出す。



件「お前…」

条「…俺ら、体育祭で踊ったりしねーけど」



宝「へっ?」


宝が間抜け顔をさらす。


俺と条は顔を見合わせて笑う。


宝「えーっ⁈だって生徒が毎年条件が踊る団は、団の点数が良くて優勝すんだって言って…。だから、宝先生も一緒に踊ってくださいって…」


俺たちは腹抱えて笑う。


件「騙されたんだよっ」

条「ばか」



宝「マジでっ⁈なーんだよもう~!…マジかよ。…踊んなくて良かったのー⁈」

って宝が、ああもう~ってリアクションをする。


条「なに?お前、生徒に混じって踊んの?何やってんの?お前」

件「見ものだね。いや~面白そうだな~今年の体育祭」



宝が、ドサッとソファに座る。股開いて、「あーっ!」って、上を向く。両手で顔を覆う。


「うわー。俺だけ?めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん!…しかも、センター…」


「「だはははっ‼︎」」


件「センターなんだ。センターで踊らされんだ!」


宝「しかもAKB…」


「「だはははっ‼︎」」

条「バカだこいつ!おじさんが女子高生に混じってAKBとか…おかしいんじゃないの?」


宝「ふたりとも、踊れよっ‼︎」



条「イヤだね」

件「ヤダヤダ」