脳出血で死にかけたら、IQ129になっていた -2ページ目

脳出血で死にかけたら、IQ129になっていた

脳被殻決壊・全身麻痺・失語症・嚥下障害・記憶障害・顔面変形・ストレス障害・うつ病・糖尿病合併症・末期腎不全。動けない、喋れない、わからない・要介護認定3。意識混濁から再起がスタートした。

 

発症してしばらくは寝たきりで言語も記憶も失っていた。でもそれでもこっちの考えに必死に耳を傾けようとしてくれるOT・PTがいてくれた。誰が考えてもコミュニケーション不通の人間の声を聞こうとするのは、給料に反映されない無駄な時間だ。

そんなことをするより「私はOTよ」「オレはPTじゃい」と一方通行であれ施術をすれば仕事は成り立つ。

 

だがそういう人は「ここが痛む」とか「こういう運動をしてほしい」と言うや否や不機嫌になる。身体の機能が壊れた人間のくせに…と言う目をされることもある。中には「マッサージを…」と頼んだ途端、「私は療法士よ、マッサージ師なんかと一緒にしないで」と激昂する人もいる。自分なりの考えを言うことを「サボりたがっている」「楽をしたがっている」と解釈する人もいる。自分の仕事にプライドを持つのは悪いことではない。だが人を貶める人に人の心は救えないのでは・とも思う。

 

今回、4ヶ月ぶりに創心會ぐっさんが担当に復帰してくれた。長い付き合いであるエリアリーダー・コンマイとの最強山陰出身ペアで週2回のリハビリ施術をしてくれることになった。些細なことにも耳を高向けてくれ、小さな動きにも神経を集中してくれる。もちろん自分の意見が全てではない。正解は誰にもわからない。正解自体どこにもないのかも知れない。

 

ただぐっさんやコンマイと話していると「生きていこう」と強く思える。意識は肉体を超えられないかも知れない。しかし人間には心がある。心が全ての行動をつかさどる。差別のない心が大切なのだと二人は教えてくれる。それが尊いとまず思う。