発症してしばらくは寝たきりで言語も記憶も失っていた。でもそれでもこっちの考えに必死に耳を傾けようとしてくれるOT・PTがいてくれた。誰が考えてもコミュニケーション不通の人間の声を聞こうとするのは、給料に反映されない無駄な時間だ。
そんなことをするより「私はOTよ」「オレはPTじゃい」と一方通行であれ施術をすれば仕事は成り立つ。
だがそういう人は「ここが痛む」とか「こういう運動をしてほしい」と言うや否や不機嫌になる。身体の機能が壊れた人間のくせに…と言う目をされることもある。中には「マッサージを…」と頼んだ途端、「私は療法士よ、マッサージ師なんかと一緒にしないで」と激昂する人もいる。自分なりの考えを言うことを「サボりたがっている」「楽をしたがっている」と解釈する人もいる。自分の仕事にプライドを持つのは悪いことではない。だが人を貶める人に人の心は救えないのでは・とも思う。
今回、4ヶ月ぶりに創心會ぐっさんが担当に復帰してくれた。長い付き合いであるエリアリーダー・コンマイとの最強山陰出身ペアで週2回のリハビリ施術をしてくれることになった。些細なことにも耳を高向けてくれ、小さな動きにも神経を集中してくれる。もちろん自分の意見が全てではない。正解は誰にもわからない。正解自体どこにもないのかも知れない。
ただぐっさんやコンマイと話していると「生きていこう」と強く思える。意識は肉体を超えられないかも知れない。しかし人間には心がある。心が全ての行動をつかさどる。差別のない心が大切なのだと二人は教えてくれる。それが尊いとまず思う。
