けいさん~お仕事編~


けいさん、仕事するイメージありませんでした。
絵本の出版社がいいと漠然と思っている。それだけだったから、とうぜんそのお仕事にはつかず、簡単に入れてしまったアパレルの会社へ。

これが今で言うブラック企業。
ここでけいさんは心をやられてしまう訳です。
最初は調子よく、入社10ヵ月位で店長にもなりました。
お店の売上も最初は伸ばし、いい気になってたら、この後が地獄。
店舗を移動したら、思うように売上伸びず…
多分世の中的にはバブルが弾けた後。
そんなの知らない、社会の動きに全く興味なかったけいさんは自分がいけないのかと、悩んだり、売上足りないと自分で買ってしまったりしてたんですね。

あっ、販売するしてたのは子ども服なのだけど、セールの時になると高額商品(宝石とかね)売って売上上げようとして、それをお客様が買わないと内々で買ってたりしたから、段々と借金の世界へ突入のけいさんになってしまったのです。

今思えば、馬鹿かビックリマークとなるのだけど、当時はその会社の海にどっぷりつかり、できる私でありたかったが為に借金までして売上つくってた。

なんで?なんで?って思うでしょう。
寂しいけいさんはその会社という海の中を泳ぐお魚でいたいがために、できる私でいたいがために、訳分からない行動に出てしまうのです。

知らないって怖い…。

店長として朝早くから夜遅くまで働き、お休みの日もお店行ったり、何回か電話してお店の状態確認したりとしてたのに、全くお金がない…どころかマイナスの積み重ね。

仕事自体、人を苦手とする、話したこともほとんどないけいさん、そして、販売がなんなのかもわからずにいるけいさん、その売上がお給料にモロ影響する職業を選ぶこと自体、無謀ではないかと思いますが、けいさんはこの後、営業、販売系の仕事ばかりして、同じ様なパターンを繰り返すのです。

お金もなぜか消えていく…。
この時から始まる借金のループ。

それは「寂しい私」というアイデンティティーがあるから。
「できるけいさん」をみせるための道具がお金であり、「できるけいさん」があれば「できないけいさん」もいるので、そのお金がダブルでマイナスになる感じ。

「寂しい私」のアイデンティティーは人もお金も遠ざけてしまうんですね。

お金を得ても、変に使う現象を起こしてしまうのです。

いやー、大変過ぎたガーン




ぜんけけい