こんにちは。
今日はゆっくりとした朝の時間を送っています。

昨日お友達に誘われて参加したイベント。
「てらこや・創造プロジェク~日本の伝統・文化を未来に伝える」

その中で「未来種まきプロジェクト~西洋×日本《身体の表現のヒミツ》」
という講演とデモンストレーションに参加してきました。

西洋のバレーと日本の日本舞踊、狂言にみる表現の違いを体感もできました。

西洋は個の体の美しさを重視。
バレーのポーズって普段の人の骨格ではありえないポーズをすることで
美を追求してる・・ポーズ体験したけどそんなポーズ絶対無理!!いたるところを細部まで注意しなければいけない。
さらに動きをみていると、下半身は緊張、上半身は柔らかさ、でも全体的には常に緊張してるような複雑さが絡み合った芸術のように感じました。
感情表現も身振り、手振りが派手。

一方日本は個の体をなくし、精神性を表すことを重視。
地から天へ中心軸がり、そこから静と動をつくり出す感じ。
空気の動き、力の動き、目に見えないところの動きを感じるようでした。

さら神の概念も入るそうで、
西洋は天に神がいるということでジャンプも高く飛べることが良しとされる。
日本は八百万の神、だから天にも地にも神がいる。
だから、足で音を出すことで地の神様にも心届く表現をしているということでした。

これみて、体感して西洋と日本の対称性をなるほど!!と納得。

西洋の歴史、日本の歴史からみても
外へ向かう西洋、内へ向かう日本
人の体という存在ありきの西洋と、人の精神性という存在無い日本。
目で見る美しさを追求する西洋と、目で見えないところまでも追求する日本。

そんな観点からみたら、それぞれの芸術がもっともっと深まります。

私大学で美学美術史学科に在籍し、勉強してたけど、
この時にこういう観点で見れていたら、もっともっと学ぶことが楽しかったかも。

これからはそんな楽しみしていきたいです。

写真は昨日久々にみた東京タワー。
良き時代の日本の象徴のようなきがします。