どのスポーツでも言えることだけれど
競技をしていても終わった後でも
カラダのどこかが痛いというのには
必ず原因があるということを知って欲しい。
「痛いけど寝れば治る」とか
「数日で落ち着くから大丈夫」というのは
痛みの原因そのものが解決されているわけではないから
いつかそのしわ寄せは大きくなって返ってくるし
繰り返し痛みを出すようなカラダになってしまうリスクを孕んでいる。
痛みは何も気まぐれで現れるものではなくて
ちゃんと原因と理由があって起こるものなんだ。
それらから目を逸らしたままプレーを続けて
取り返しのつかないケガをしたときに
後悔するのは誰でもない選手自身。
そうならないためにも
痛みが起こる原因とその理由を
アスリートには知って欲しいと思う。
特にジュニアアスリートと保護者の方にはね。
この1年間、1人のバレーボール選手のコンディショニングをさせてもらっていた。
太ももを中心に足の至る所に痛みがある選手だ。
来院した当初は軽めの練習ですら
痛みのせいで動けないような状態だった。
痛いのは足なんだけれど
何がそうさせているかを見つけないと
この痛みは消えることはない。
しかもバレーボールに限らず
日常生活にも既に支障をきたしていたから
早急に対処しないといけないレベルだった。
痛い場所にそもそもの原因がないのなら
そこに何をしても意味はないし変わらない。
…という話はこれまで何度も紹介してきたけど
今回の症例もその1例に加わったことになる。
今回のキーポイントは股関節だった。
自分の足を抱えて胸につけることができるかな?
やってみて?寝てやっても良いし椅子に座ってでも良い。
股関節が正常に動くなら膝が胸にちゃんと付く。
もしそれができなければ股関節は正常な動きができていない。
ギリギリできるけど頑張らないとできなかったり
股関節や腰に痛みが出るならそれも問題アリだ。
股関節がうまく動かない尻拭いをしてくれるのが
太ももの筋肉の大腿四頭筋だ。
ここがよく突っ張るとか痛いとか重いとか
そういう症状がよくあるアスリートは
股関節に問題がある可能性を疑うべきだ。
太ももの痛みが進行すると次は膝に来る。
膝の次はふくらはぎや足首だ。
色々すっ飛ばしていきなり足首が痛い場合もあるけど
いずれにしても股関節から始まった異常が
末端の足先に向かって波紋のように広がっていく。
今回KCでは大元の股関節の歪みを整えながら
痛みのある太もも自体にもアプローチしたり
股関節ー膝ー足首が上手く連動して動くように整えた。
1年かけても痛みが100%消えないのだけど
これまでの歩みの中で明かにカラダが変わったことを
実感しているのはクライアントさん本人だ。
プレー中の痛みは確実に減ったし
終わった後に歩けなかったのもなくなった。
高い階段も昇り降りできるようになったから
遠出する手段を選ばなくても良くなった。
どんな方法を用いるかも重要だけど
そもそも何が原因で痛みが出ているかが分からないと
当てずっぽうの総当たり作戦を取らないといけない。
そういう人はアチコチ治療院を巡ることになる。
少なくともKCではカラダの歪みが原因であれば
その場で少なからず改善が見られるから
痛みの原因はカラダの歪みだと説明している。
中にはそうじゃないものもあるから
よくよく注意して観察しないといけないんだけどね。
改善の見込みが分かったらあとは実行あるのみ。
今回はKCの特別ケアプランで対応した。
先程言ったように歪みを整える整体もしたし
股関節の可動域を取り戻すのにFCMもやったし
股関節の柔軟性のためにサプリメントで栄養の補給も行った。
それら全てが自分にとって必要だということを
クライアントさんにも理解してもらって
1年間諦めることなく頑張ってくれた。
1年経って初めて試合を観戦させてもらったのだけど
僕の想像以上に動いている姿をみて感動したよ。
本人はまだまだ物足りないくらいだったみたいだけど(笑)
それくらい意欲が高い人だからこそ
1年間という長い時間でも頑張れたんんだよね。
やれば必ず結果は出る。
それは約束したいと僕は常に思っている。
だからこそまず最初に何が原因で痛いのかを
痛みに悩む人には知って欲しい。
ケガを繰り返す選手を抱える指導者の方
自分自身が痛みで困っているアスリート
ケガで苦しんでいる子供の保護者の方
もし似たような状況でお困りであれば
今回の記事の内容を参考に
かかりつけの先生に相談してみて。
もちろん、KCでも待っています。
腰痛 肩こり 産前産後ケア ダイエット
□代表□
堀内 賢(ホリウチ ケン)
□ホームページ□
https://www.ken-chiropractic.com/
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