交通事故をした時によく『ムチウチ』をした
なんていう話を聞いたことはない?
事故の時痛くなくても後で必ずと言っていいほど痛くなるから
必ず病院を受診しなさい、なんていう話をさ。

今回のクライアントさんは交通事故ではないけれど
首に強い衝撃を受けてムチウチを負ってしまった。
それから1年半もの間治療を受けても改善せず
ずっと悩んでいた、という症状について話すね。

自分自身の悪しき生活習慣の積み重ねによって起きた首の痛みや寝違えとは少し違う。
今回は外からの衝撃による外傷(ケガ)だ。
首の組織が傷んでしまって症状を引き起こした。
「古傷が〜」というけど、ケガは受傷直後から時間が経てば経つほど回復度合いも低下しちゃう。

的を得た治療はもちろんだけれど
本人の治す気持ちも大切だよ。
いつも言うけど、治してもらおうというだけでなく
自分のカラダなんだから自分でも大切にしてあげないとね。
事故が起きてしまったことは気の毒だけど
少しでも早い回復が叶うようセラピストは最善の方法を検討する。

今回の症例では、本人曰く治療の効果はほとんどみられなかったんだって。
その間の1年半という時間がカラダに及ぼしてきた影響を考えると
それこそ簡単に治してもらおうなんて思っちゃいけない。

今回はFCMがずいぶん助けてくれた。
ムチウチといってもどこをどう痛めるかは
ケースによって様々だ。
筋肉、靭帯、関節、神経、またはそれらの複合体。
さらにそれらがカラダの歪みを作ってしまえば
二次災害も起こりえるよね。

FCMは皮膚の下から筋肉にかけて
押すでもなく、ストレッチでもなく
吸引力による『引き上げる』というベクトルの力を用いて
問題が潜んでいるところにアプローチする。

歪みだけなら整えれば楽になる。
けれど今回はそれが難しかった。
ある程度の効果は見られたけどそこまでだった。
本人も自分なりに随分体操をしていたようだけど
それも功を奏さなかったのには理由があるはずなんだよね。

FCMによって効果がもたらされたということは
皮膚下から筋肉までの領域に問題があって
それが改善されたという何よりの証拠なんだ。

効果は本人が1番感じるのも、FCMの特徴のひとつだ。
1年半も改善しなかった痛みが1ヶ月でほぼほぼなくなったことを考えると
肩こりを揉みほぐしても良くならない理由が説明できるんだね。

KCではアスリートにFCMを勧めてはいるけど
今回のようなムチウチ後の慢性化した痛みや
産後の腰痛や肩こり、長年の膝の痛み
ギックリ腰にも活用している。

最近では学生に施す機会も増えているんだ。
僕の経験値もどんどん上がっているから
半年前より随分上手になったよ(笑)
だから保護者の方には、安心して僕に任せて欲しいんだ。

FCMは写真のような跡がつくけど
これは吸引による内出血で、日が経てば無くなる。
跡には痛みはほとんどない。
(あまりに強くやり過ぎれば痛みが残るからちゃんと調節してやってるよ)
だから安心してね。

今回のような外傷をキッカケに長引いた症状でも
的を得たケアをすれば改善することが証明されたから
そういった類の方がいれば1度相談してみて欲しい。
この方も無事痛みと悩みと不安から解放されて
本当に良かったよ。

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□代表□ 
堀内 賢(ホリウチ ケン)

□ホームページ□
https://www.ken-chiropractic.com/

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