小樽での代表決定法 | 日本将棋連盟小樽支部長の独り言

小樽での代表決定法

他の支部の運営の参考になればと思いまして。

基本的にスイス式トーナメント(4回戦)です。
ただ、レーティングはつけていないので、
2回戦以降も同星でくじ引きを必要に応じて行います。
小樽は現在、赤旗将棋大会以外は上位2名が代表になれます。
ただし、2位と3位が同星の場合、その2名で代表決定戦を行います。
要は、スイス式の順位だけで代表決定するのはちょっと抵抗あるし、
かと言って、会場の都合上、4回戦+一局が限度かな?っていう感じです。
この方式、参加者には非常に評判が良いです。

順位の決定方法は、
①勝ち星の多い順(当たり前)
②同星の場合、全対戦相手の勝ち星の合計が多い順(専門用語でソルコフと言います)
③②も同点の場合、倒した相手の勝ち星の合計が多い順(専門用語でSB)

ここまでは、スイス式では普通に採用されていると思います。

④③も同点の場合、対象者の直接対決があれば、その勝者
⑤④で決まらない場合(直接対決がない、もしくは3すくみの関係になっている)
 より初戦の方に勝ち星が多い順
  1)○○○×
  2)○○×○
  3)○×○○
  4)×○○○  上の方が上位

ここまで決めれば大抵順位づけができます。

たとえば、1位~3位が3勝1敗で並んだ場合、上記の方法で順位決めをし、
1位は自動的に代表。2位と3位で代表決定戦を行います。
また、1位が4戦全勝、2位~4位が3勝1敗で並んだ場合は、
4位の方には涙を飲んでもらい、2位と3位で代表決定戦を行います。

くじ運の要素が減って面白くない、というデメリットはありますが、
極力公平性を保ちたいということで、納得を頂けているものと思っております。