復習します．
世襲…その家の地位・財産・職業などを嫡系の子孫が代々受け継ぐこと。（広辞苑）
世襲政治…特定の家系だけが政治を担うこと。（世襲国家の代表格「北朝鮮」）
閨閥（けいばつ）政治…婚姻関係などによって結ばれた集団による政治。（広辞苑：安倍晋三は典型的な閨閥政治家）
世襲政治家や閨閥政治が横行するようになると、社会全体に閉塞感が漂い、活気が失せた活力の無い社会に陥りやすくなります。今話題の農相の赤城徳彦は、父宗徳の跡を継いだ世襲政治家です。世襲の弊害については、私のブログでこれまでも取り上げて来ました。
４月15日放送の視聴率ナンバーワンの長寿番組、『笑点』の一コマです。
司会(桂歌丸)「無責任なヤツとはどんなヤツ」
三遊亭楽太郎「無責任なヤツとは、ダメな息子に地盤を譲る政治家」
司会(桂歌丸)「もっと無責任なのは」
三遊亭楽太郎「それに投票しちゃう国民」
楽太郎さんのせりふじゃないが、ダメな息子に地盤を譲った結果、無能な世襲議員が増えたから、日本の政治が少しおかしくなっているのかもしれません。
ごまかして私腹を増やそうと、実際には存在しない事務所の経費を計上したり（佐田玄一郎）、事務所としては全く使っていない両親がひっそり暮らしている実家を、中核として使っている現在進行形の事務所として事務所費を架空計上（赤城徳彦）して私服を肥やそう、レベルの政治家が増えてきました
。
赤城徳彦はまだ若い。父宗徳の地盤を継いだ際、選挙民の目をごまかして蓄財する錬金術も世襲したのでしょう。世襲の弊害の一例です。
こんな旨みのある（金儲けの出来る）仕事は他人に譲れない。最愛の（駄目・無能）息子・娘に地盤を譲りたい。そう思うほど、美味しい職業の一端を垣間見た感じがします。
鈴木宗男の同類松岡利勝の後任の農相に任命されたのが赤城徳彦。農相の席が類は友を呼んだのでしょうか。初当選の若いうちから、国家国民のことより私服を肥やすことに目を向け腐心する様は世襲政治の弊害そのものです
。大臣辞任のみならず、議員辞職に匹敵します。
そして選挙区・選挙民の方々は、赤城徳彦に投票しない
勇気が必要です。自民党支持者としての良心を示してください。
日本を支えてきた自由民主党には今後もがんばってほしいと思います。だが、沈滞する日本政治の元凶は、政治家として無能な多くの世襲・閨閥政治家、スポーツ政治家にあります。世襲・閨閥政治家は無論のこと、スポーツ選手としては一流であったかもしれない人を政治家に選出することは、良識ある自民党支持者として拒否
する勇気を持ちましょう。