★★★★✩



もはや木村拓哉さんの印象が強烈で、



風間公親



の名が一躍世の中に知れることとなった作品



警察小説は数多あれど、警察学校を舞台としたミステリーは、稀少性高く、先駆的な存在



本作は、


教場シリーズ『三部作』の、三作目でありながら、


エピソード0と言える作品。



前置きが長くなったけれど、


本作では、風間公親が、警視庁捜査一課強行係配属の三年目までの若手刑事の、


幹部育成を目指した、


『風間道場』ミステリー。



短編集でありながら、絶妙に連作となっており、一話一話を繋げて読むことが出来るので、愉しみも倍増。



各々、クセのある犯人に、


若手刑事が挑戦してゆく。



その背後には、言わば犯人よりも恐ろしい!?風間が目を光らせており、


何とも言えない緊張感が読み手にも伝わってくる。




交通課に戻してやる



風間の突きつける質問は的を得ているものの、答えられないと恐ろしい現実が待ち受けている。




第一話


タクシー内でひとりの女性が、男を刺し殺す。


女は仮面を被っていた


理由は本作にて⋯。



運転手は、殺されていることに気付かず、


女だけ先に降車する



犯人を突き詰める証拠が何も見当たらない、かと思われたが、


意外なところから犯人の「名まえ」が明らかにされる。



よくもまあ、こんな『オチ』を考えたものだ。




ラストでは、風間が「眼」を失うこととなる事件が明らかに⋯。



木村拓哉さん、正に、ハマり役だと思う。