日本型モノづくりの敗北
友人から薦められて、久々に面白い本に出会いました。
作品名は「日本型モノづくりの敗北」です。
僕は8年前までサラリーマンでした。
半導体業界という世界で生きてきました。
当時私が働いていた会社は、当時世界で第4位という外資系半導体メーカーでした。
会社としては、モバイル、通信機器、半導体等を造っていました。
巨大企業でした。
それから僅か20数年、今は分散に分散を重ね、知名度こそあれ昔の形をとどめません。
当時半導体と言えば、DRAM。
日本企業のTOP3が世界のNO1、2、3でした。
それが今は韓国企業にとって変わられました。
その理由が何なのか、それを過去に遡って俯瞰しているのがこの本です。
DRAMに関して言えば、
日本企業は品質を負いすぎる為コスト高になり、利益が出ない構造になってしまった。
対する韓国企業は低品質でもコストを安くし大量にできる生産体制を取った。
等ですね。
当時はオフィスコンピューターが主体で、製品寿命25年。
これに対応できる部品が望まれていました。
この段階では日本の高品質の部品製造ができる日本のメーカーは、世界のTOP。
しかしパソコンの時代になって、製品寿命が短くなるとそんな高品質な
半導体は必要なくなり、低コストで大量に生産できる半導体が必要になりました。
しかし日本企業は従来の製造フローを変えなかったため、
利益が出ず、低コストで大量生産できる韓国やアメリカのメーカーにとって変わられた。
こんな内容です。
品質を追うあまり、世の中の流れに対応出来なったのですね。
なかなか面白い本でした。
電機業界、半導体業界に勤めている方は必読ですよ。
飲食業界では余り関係ないか。
でも多少あるか。
でも面白かった。
