ギネスビールとエーデルピルスビールのカクテル 「ハーフ&ハーフ」
内のお店では、「ハーフ&ハーフ」というネーミングのビールが多く
ご注文を受けます。
写真の上の部分がギネスビール、下の部分がエーデルピルスビール。
どちらも、単品で頼まれても充分美味しいビールです。
このビールを半分半分に注ぎます。
上からギネスをスプーンでそおっと、そおっと注ぎます。
まず、エーデルピルスビールをグラスに注ぎます。
単に注ぐのではありません。
泡が立たないように注ぐのです。
これがミソです。
泡が立ちすぎてしまうと、駄目なんです。
ギネスビールを上から注ぐときに混ざってしまうのです。
その泡の状態を見ながら、上からスプーンの上にギネスを乗せながら
そっと、そっと注ぐのです。
それで漸く完成です。
本当に難しいのです。
泡の状態が悪ければ、捨ててしまいます。
本当に原価泣かせのビールのカクテルです。
でも手間がかかっても、お客様が喜んでもらえれば
それで良いのです。
写真を撮っていらっしゃるお客様も多いですね。
それを見ていると、嬉しくなります。
目で見て、味わって、2度美味しいビールですから・
でもこんな手のかかるビールを出す店は、あまり無いですよね。
原価も高くなるし、時間もかかるし。
でもお客さんが喜んでもらえれば、それで良いのです!
今まで最高に飲んだお客さんは、イギリス人の常連さんの
12杯です。
故郷を懐かしく思いながら、飲んだくれていました。
イギリスでも「ハーフ&ハーフ」あるいは「ブラック&タン」
と呼ばれているようです。