ファン心理

一昨日の晩、久しぶりにギックリ腰になってしまった

肉体労働時代に修得したはずの

ギックリストレッチの効果もそこそこ…

それでも、なんとか昨日の夕方までには

普通に歩けるまで回復したんやけど、

３日目の今朝も、座って立つとき

悲鳴をあげてしまう

そんなことより…

小学校３年の転校した小学校は

転校生への最初の声掛けが

「前の学校で、どこのポジション

守っとったん？」っていうくらい野球熱が

火山のように熱い学校。

当時、野球にまったく興味無い…どころか

まったく知識がなくて

野球は、投手、捕手、一塁手、二塁手、

三塁手の５人でやるスポーツだと

思ってたわたしには地獄の挨拶だった

その浅はかな知識を、

転校先の同級生に馬鹿にされた

まあ、当然といえば当然かなぁ…

訳が分からないまでも被っていた

巨人の帽子は、開局して間もない

サンテレビの影響からか

転校先の町は阪神ファン一色

それからわたしは、

阪神の帽子の選択肢しか与えられなかった

６０人いてレギュラーなんてあり得ない

少年野球のチームに必須で入った

興味もなく、休日練習なんか面倒だし

平日放課後のクラス対抗の草野球で十分だ

試合の日、ベンチから応援するためだけに

少年野球に参加してた

６年生にあがって、虚弱体質の自分の体は

ある程度は鍛えられ

平均的な体力まで取得できた…っとそんな折

キャッチボールすら一緒にしたことの

ない父親に、

生まれて初めて野球観戦に連れてってもらった

その年、センバツ高校野球大会　

地元の滝川　育英がダブル出場したこともあり

地元では大盛り上がり、父親と友達の三人で

第四試合の星稜対滝川を観るために　

当日朝から甲子園球場に向かった

甲子園球場に着いた

っとそこはまだ第一試合。

今まで体験したことのない独特の雰囲気

地鳴りのような声援と、

聴いたこともないような迫力のある吹奏楽！！

天理高校だ！！

天理対作新学院の試合

作新学院はあの江川卓卒業したあと余韻が残り、

関東大会でも優勝し強豪校。

天理も近畿大会で優勝し、

福家　鈴木康友筆頭の大型チーム

序盤の２－５の劣勢を跳ね返した鈴木康友の

バックスクリーン右横にライナーの大ホームラン

生まれて初めて観る甲子園、ホームラン

その後の延長、逆転　その試合展開は

なんでも初体験の６年生には、

彼を興奮させる十分すぎるくらいのイベントだ

天　　理

１

０

２

０

２

８

作新学院

０

４

１

０

１

０

６

わたしの家は真言宗、親がクリスチャン思考

野球の腕前も平均以下

普通に考えたらトンチンカンだし

奇跡が起きても　地球がひっくり返っても

無理だろう天理教の天理高校進学を

ひそかに思い始めた

まず…

早く起きてラジオの天理教の時間？を聞いて

ランニング

ひたすら走りまくったが…

中学進学の時、少年野球劣等生だった自分は

野球部に入る勇気がなく剣道部に…

いくら野球が上手くても進学困難な

人気校天理の事情なんか知らないで

能天気に、竹刀を背筋力強化のために

振り続けたおろかな少年…

その後の彼の人生で、

野球の試合でレギュラーになれたのは

社会人の草野球のチーム…

そして…この年になっても

天理高校のファン

夢をみることはいいんだろうけど

まず現実を見て

現実に向かって、現実的に努力して

夢っていえるんやろね！！

トンチンカンで中途半端な一人の少年は

じぶんが無謀な憧れだったことに

気が付いて、

ファンとして人やチームを

応援する心理

ひょっとしたら…過去の自分を

応援してるのかもしれないなぁ…

つい何年か前、

佐藤スタジアムのとあるところで

鈴木康友さんにバッタリ出会った

驚きと感激のあまり

一言も発せれなかったのは

けっきょくじぶんは、

ただのチキン野郎だったのか！！

ここで一句