出雲大社最大の不思議、それは何と言っても…
【八雲の図】
の不思議を選ばれる方が多いのではないでしょうか。
大國主大かみ様の父神であります、素戔嗚尊の詠まれたとされる歌。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻篭みに 八重垣作る 其の八重垣を」
「出雲」にかかる枕詞に、「八雲立つ」という言葉があります。
八雲立つ…とは、雲がグワァーっと湧き立つ、力強さや勢いを表しているとも言われています。
「八雲立つ」ですから、当然八つの雲が無ければならないと思いますが、国宝であります御本殿の天井に描かれている【八雲の図】は、何と7つなのです。
平成20年、平成の大遷宮に向けて御本殿より御神体を御仮殿に遷御申し上げました。
そうしておいて、御本殿の大修理が始まるわけですが、当時の千家宮司様が60年ぶりに御本殿の天井を一般に公開されたのです。
国宝 出雲大社御本殿天井 八雲の図(説明をふしたもの)
図の中心に「心ノ御柱」があり、田圃の田の字形に四部屋に分かれていて、右上の雲の絵の描かれていない部屋が、御神体の静まっている場所となります。
如何でしょうか。
コレを見る限り、確かに7つの雲が描かれています。
よくよく見てみますと、いくつもの疑問に気付きます。
一つだけ大きい。
一つだけ向きが違う。
一ヶ所だけ黒色が使われている。
などなど。
そして、もう一つ不思議な事があるのです。
島根県松江市に鎮座しています、神魂神社(かもすじんじゃ)には、御本殿の天井に9つの雲が描かれているのです‼️
この神社は出雲大社ととても深い関わりがありますので、単純な私は、お、1つ飛んで行ったのでは⁈、と単細胞ぶりを発揮してしまいます。
何故か?
真実はわかっていないのです。
神秘的❗️