ホスピス05-リハビリ | 距骨を初発とする悪性リンパ腫と向き合う

距骨を初発とする悪性リンパ腫と向き合う

骨を初発とする悪性リンパ腫は極めて稀な例らしいです。
どのような気持ちで毎日を生きていくべきか。
いろいろと思うことがあります。

2014-4-11

体調が特に悪くない時は、リハビリをします。
その内容は実にシンプルで簡単なものです。

まず、60~70m離れたリハビリ室に車椅子で移動します。寝ている状態から起き上がり、車椅子に乗り移るのですが、これがまた大変。時としてこれだけでヘトヘトになってしまいます。

左足の浮腫は悪化し、左足は右足の2倍はあり、一人では動かせません。誰かに手をかしてもらいます。腹筋もすっかり衰えてしまったので、ベッド上で上半身を起こすのもかなり苦痛を伴います。


やっとの思いで到着したリハビリ室ですがメニューは今は2つだけです、

(1)45度傾斜のベッド
車椅子からベッドに移動します。このベッドは最初は普通に寝ている状態で、スイッチが入ると、45度傾斜するまでゆっくりと起き上がります。自分の場合、右足にのみ負担がかかるわけですがこの状態を5分程度続けます。時間がきたら車椅子に戻ります。たったこれだけの運動ですが、ヘトヘトになります。

(2)平行棒につかまっての立つ動作
平行棒の端に車椅子をつけます。そこから、両腕を支えにして立ち上がり、3分間程度直立します。そして一旦座り、数分間程度休憩後、また立ち上がります。右足1本の衰えも酷いので、この動作もとてもいい運動になります。


リハビリ室でのリハビリは以上で終了です。
部屋に戻り車椅子からベッドに移ります。ここまでで結構疲れているので、ベッドに戻るだけでも一仕事です。以上で、30分程度のリハビリです。

失われた機能やちょっとやそっとの運動ではどうにもならない部分も多いのですが、出来る範囲でなんとか自分の身体を維持したいと思っています。
特に右足。右足を支えに立ち上がったり、身体の体重をかけたりするのも、今は困難なので、少なくとも右足は鍛えておきたいのです。

あとどれだけ生きるのか、それはわかりませんが、決して無駄にはならないと信じています。